⑥古代ギリシアの英雄たち

古代ギリシアの英雄たち

ギリシアの英雄たちって、伝説にあるみたいに神がかっていたのかな？
ギリシア神話の英雄の中には、神の血が流れている者たちもいた。このような半人半神の英雄たちは、人間離れした力と知恵、そして勇気を持っていた。人間の世界でのすばらしい活躍が、のちの世代に伝説として語りつがれた。

ペルセウス
伝説によると、ペルセウスは神々のリーダーであるゼウスの息子だった。ヘルメスとアテナの助けを得て、ペルセウスは見つめたものを岩に変えてしまう怪物メドゥーサをたおした。帰る途中、海の怪物にいけにえとしてささげられそうになっていたアンドロメダに出会う。ペルセウスは海の怪物をたおし、アンドロメダと結婚した。のちにペルセウスはミケーネの王となった。
 

ヘラクレス
ヘラクレスは父親がゼウス、母親がペルセウスの孫娘だった。強大な力を持ち、ネメアーのライオンをたおす、クレタ島の牡牛をたおす、冥界の番犬ケルベロスをつかまえるなど、普通の人間には不可能な12の功業を成しとげる。死後にゼウスがヘラクレスを神にしたという話もある。
 

テセウス
アテネの王の息子（一説には海の神ポセイドンの息子）でかしこくて勇気がある。クレタ島の王がアテネに毎年７人の少年と７人の少女をいけにえとして怪物ミノタウロスへささげるように要求したため、テセウスはミノタウロスをたおし、迷宮から無事に脱出した。のちにアテネの王となった。
 

アキレウス
トロイア戦争でギリシア軍最強の戦士とよばれた。アキレウスが幼少のころ、母の女神テティスがアキレウスを不死身にするためにステュクス川にひたしたが、水にひたらなかった足のかかとが彼の弱点となった。


 

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