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物の値段って、いったいどうやって決まるの?


これからの時代に大人になっていく子どもたちに、知っておいてほしい「お金のこと」が楽しいイラストやマンガなどでわかる『小学生、メルカリで「お金」と「稼ぐ」を学ぶ 自分で稼げる大人になるためにはどうしたらいい?』。

連載第2回は、本誌の中から『物の値段ってどうやって決まるの』をピックアップします!

※本連載は『小学生、メルカリで「お金」と「稼ぐ」を学ぶ 自分で稼げる大人になるためにはどうしたらいい?』から一部抜粋して構成された記事です。
 



 


値段は材料費と経費ともうけ(利益)からできている




 商品を作る時には、商品を作るために使った材料のお金(材料費)と、働いた人のお給料やお店の家賃など(経費)を合わせた金額がかかっている。でもこの二つを合わせた金額で商品を売ってしまったら、もうけ(利益)が出ない。だから物を売る時は「材料費」と「経費」に「利益」を足した値段をつける必要があるんだ。

 値段を上げればもうけは増え、値段を下げれば減る。安いほうが売れるからと、もし材料費と経費を合わせた金額より安くしてしまうと、売っても売っても赤字になるだけなんだ。これでは適正な値段といえないね。だから、値段をつける時にはきちんと材料費と経費を考えて、そこから利益が出るようにしよう。「最後の一つだから、早く売りたい」とか「少し傷があるから」という時は少し安くしてもいいけど(でも利益がマイナスになるのはNG)、物の価値に対して利益を得ることは大切なことだよ。


「需要」と「供給」のバランスが大切




 物の値段は、「需要」(ほしい人が買いたいと思う量)と、「供給」が買い(売りたい人の売る量)のバランスから考える必要もあるんだ。「もうけが〇〇円ほしいから、その値段で売りたい」と思っても、「この値段で欲しい」と思う人がいなければ売れないよ。例えば、りんごが不作でとれなかった時は、買いたい人の人数に対してりんごが少ないから、値段が上がる。反対にりんごが豊作でたくさんとれた時は、買いたい人の人数に対してりんごが多いから、値段が下がる。こうやって物の値段は上がったり下がったりしているんだ。

 そして今、ネットの世界では新しい値段の決まり方が出てきたよ。それは「いらない」と思われていた物でも「欲しい」と思う人とマッチングすることができて、価値がないと思われていた物に、新しい価値が生まれるようになったんだ。「メルカリ」がそうだね。これからの新しいビジネスチャンスとして、注目していこう!


お金が集まる人になる! 知っておきたい「稼ぐ」と「お金」のこと

第2回は、『物の値段ってどうやって決まるの?』を見てきました。

小学生が1年間メルカリをやってみたら…。これから大人になる子どもたちに知っておいてほしい、「お金」と「稼ぐ」がわかる。読んで「知識」をつけて、メルカリを「経験」して学べる新しいお金の本『小学生、メルカリで「お金」と「稼ぐ」を学ぶ 自分で稼げる大人になるためにはどうしたらいい?』。

メルカリでの稼ぎ方を学びたい人は、書籍をチェック!



【著者プロフィール】

●あぽん
小学生と中学生男子2 児の母。ミニマリストとしてInstagram、YouTube で、シンプルな暮らしや考え方を発信。小学生の息子が「メルカリを1年やったら」の投稿には、多くの反響があった。SNS 総フォロワーは48 万人(2023 年9 月現在)。著書に『捨てて気楽に暮らす!』(KADOKAWA刊)がある。
Instagram:@ minimalist_apo

●八木陽子
ファイナンシャルプランナーやキャリアコンサルタントとしての17年以上の仕事実績と消費者の視点から、子供から大人まで分かりやすく「お金」「キャリア」を伝える。平成29年度に文部科学省検定の高等学校家庭科の教科書に、日本を代表するファイナンシャルプランナーとしてインタビュー記事が掲載。著書・監修本は『10歳から知っておきたいお金の心得』『投資の心得』(えほんの杜刊)など多数。




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