みなさんは生き物を飼った経験はありますか?
イヌやネコは言わずもがな、最近ではウサギやカメ、ハムスターやヘビ、トカゲ…など、さまざまな生き物が「ペット」として、わたしたち人間と暮らしをともにするようになりました。家族のように接し、たくさんの愛情を注いでいる人も多いはず。
ただ、その愛のベクトルが違えば、大切な「あの子」の命を縮めてしまうことすらあるんです。言葉で伝えることのできない生き物たちのホンネを、田園調布動物病院の院長・田向健一先生が獣医師としての経験から代弁します。
コミカルなイラストとともに、楽しく描かれた生き物たちの「言い分」に、すこし耳を傾けてみませんか?そこには、今、そばにいる大切な「あの子」をもっと幸せにするヒントが詰まっています。
連載第5回目は、第3章「わかってほしい、野生のサガ。」の中から「部屋の中で うんこが見つかる覚悟はできているかい?」を紹介します。
※本連載は『いきものたちの言い分 その愛、正直メーワクです』から一部抜粋して構成された記事です。
わかってほしい、野生のサガ。モルモットの言い分
部屋の中で うんこが見つかる覚悟はできているかい?
ぼくは部屋の中を、毎日パトロールするようなタイプじゃないんだけど、たまにケージから出て散歩をすると、いい運動になるかな。
基本、こわがりなんだけどね、部屋の散歩になれてくると、もともと物見高い野次馬っていうの? 要は好奇心おうせいなので、あちこち行きたくなっちゃうのさ。しかも、ふだんはヨチヨチ歩くけど、本気を出したら足速い! ピューッていなくなって、びっくりされるよ。
そんなわけで部屋の探検は好きなんだけど、うんこやおしっこをしたときにおこられるのはすっごく困る。「トイレでして!」と言われても、何のことかわからないんだよ。部屋がよごれる覚悟をもって、解きはなってね。
絵:田川秀樹
モルモットからのお願い
ケージから出したとき、ニンゲンになれている子ならスキンシップもしてほしいな。なでられると、うれしいんだ
生き物の粗相にも寛容な心で
モルモットの「言い分」、いかがでしたか? 人間の子どものようにトイレを覚える生き物もいれば、そもそも「トイレ」という概念がない生き物たちもいます。生き物を飼うということは、いろいろな場面で覚悟が必要なのですね。本書では、さまざまな生き物たちのホンネをユーモアたっぷりに描き出しています。生き物を飼っている方はもちろん、飼っていない方も、クスっと笑いながら生き物への常識をアップデートできる一冊です。
書誌情報
- 【定価】
- 1,650円(本体1,500円+税)
- 【発売日】
- 【サイズ】
- 四六判
- 【ISBN】
- 9784048115803