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ジャイアントパンダがタケばかり食べる理由って?

子どもたちに大人気の動物といえば、パンダ!
目の周りの黒い模様が垂れ目のように見えてとてもかわいいですよね。

パンダの好物としてよく知られているのはタケです。
クマの仲間のはずのパンダがなぜ肉でなく植物のタケを好むのか、疑問に思ったことはありませんか?

この記事では、『角川の集める図鑑GET! 動物』の中から、パンダにまつわるコラムをご紹介します!



 

ほかの動物が食べなかった

ジャイアントパンダが山奥にすんでいるのは、人間が増えすぎて高地に追いやられたからと考えられています。
山奥には冬でもかれないタケがたくさん生えています。
タケはでんぷんを多くふくみ栄養があるにもかかわらず、かたいのでほかの動物はほとんど食べませんでした。
ほかの動物との競争をさけた結果、タケをよく食べるようになったとされています。



 

タケを食べられるのは細菌のおかげ

肉を食べるクマのなかまであるパンダは、草食動物とちがって腸が短く、タケなどの植物をうまく消化することができません。
それでもたくさんのタケを食べられるのは、腸の中に植物の消化を助ける細菌が多いからです。
あかちゃんのとき、母親のふんを離乳食として食べて、そこにふくまれる腸内細菌を分けてもらっていると考えられています。



 

いかがでしたか?
人気者のパンダですが、実は詳しく知らなかった!という方も多いのではないでしょうか。
動物の生態について興味を持った方はぜひ調べてみてくださいね。
生息地域と環境別に章分けしたまったく新しい動物図鑑『角川の集める図鑑GET! 動物』をチェック!

【書誌情報】


総監修:小菅 正夫  監修:天野 雅男

定価
2,200円(本体2,000円+税)
発売日
サイズ
A4変形判
ISBN
9784041090596

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