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いきものたちのサバイバル子育て 第4回/カピバラ編

サバイバル子育て図鑑

びっくり、どっきりするような子育て話を、動物たちの会話や、手紙、詩を通して、楽しく知ることができる『いきものたちのサバイバル子育て図鑑』絶賛発売中!いきものたちの子育ては、全力で命がけ!自分の遺伝子を残すために編み出した、サバイバルな子育てをご紹介します!第4回はカピバラの子育て。

カピバラの母子は父親を置いてとっとと逃げる


カピバラの母子は父親を置いてとっとと逃げる

ママ「さぁ、おっぱい飲んだわね。じゃ、パパに遊んでもらってきなさい」 
子たち「はい、ママ! パパ、遊んで~!」 
パパ「よし、パパと一緒に遊ぼうな。水遊びでもしようかな」 
子たち「水遊び大好き~! ねぇ、ところでパパ、あっちにいる動物って なんていうの? かっこいいね!」 
パパ「え、どれ? あ、あれはオレたちの天敵ワニだ! ママ、子どもたち、早く逃げるんだ! パパが守ってやるからな! パパのことはしんぱいするんじゃないぞ、パパはな、これでも強いんだぞ! さぁ早く逃げ……ってもうだれもいないやんけ!!」 
子たち「(遠くから)パパ~がんばって~!」 
ママ「(水場にもぐりながら)あなた、遠くからおうえんしてるわよ~!」 
パパ「うぉぉい! お前ら! ちょっとはしんぱいしてくださいっ!」

プロフィール
名前   カピバラ
分類   ほ乳類

大きさ  体長1~1.3m
生息地  アンデス山脈より東側の南アメリカ(南部の一部をのぞく)

子育ての特徴
温泉に入るすがたが話題になるなど動物園でも人気のカピバラですが、子育ては父親が大活躍します。カピバラは、年に1回、妊娠期間150日を経て、だいたい4〜5頭の子どもを産みます。子どもは母親の乳を飲みますが、飲んだ後はすぐに父親のもとへ駆け寄ります。また、天敵に対して父親は懸命に立ち向かっていきますが、母親と子どもはすぐに逃げてしまうといった一面もあるそうです。


教えて!小菅先生

いかがでしたか? 子どもを敵から守ったり、自分もおなかがペコペコなのに、歯を食いしばって食べ物をとりに行ったり、時には自分をたべさせたり(⁉)。子育てって命がけなんです!生き物たちが編み出した、過酷で不思議、サバイバルな子育ての様子をお届けする『いきものたちのサバイバル子育て図鑑』は2021年7月26日(月)より絶賛発売中です!

書籍情報

いきものたちのサバイバル子育て図鑑
監修:小菅 正夫 絵:川崎 悟司


いきものたちのサバイバル子育て図鑑

子育てって命がけ!
いきものたちが自分の遺伝子を残すために編み出した、サバイバルな子育てを全4章、58話集めました。
自分もおなかがペコペコなのに、子どもにお乳をあげたり、身体をはって天敵から守ったり、ときには自分を食べさせたり、いきものたちの子育ては、全力で命がけです。
大変なのは、親だけではありません。子どもも生存のために兄弟同士で争ったり、親から生きていくための技術を学んだり、親が与える仰天するようなエサを食べたりして、懸命に生きています。

そのようなびっくり、どっきりするような子育て話を、動物たちの会話や、手紙、詩を通して、楽しく知ることができます。
また『カメの甲羅はあばら骨』や『キモイけど実はイイヤツなんです。』で大人気の川崎悟司さんによる、いきものたちのユニークなイラストも必見です。

監修は『角川の集めるGET! 動物』の総監修であり、旭川市旭山動物園元園長である小菅正夫先生。
今回は特別に、小菅先生が動物園で目の当たりにした、いきものの子育てコラムも収録しました。
より詳しい子育ての生態を学べる、「教えて! 小菅先生」のコーナーもあります。

さらに『いきものたちのサバイバル子育て図鑑』を購入した方だけがゲットできる、『角川の集める図鑑GET!+』の限定カードもご用意いたしました。
『角川の集める図鑑GET!』シリーズをお持ちの方は、要チェックです。

動物たちの子育て話を読みながら、親子でぜひ語り合って欲しい一冊です。


監修:小菅 正夫 絵:川崎 悟司

定価
1,210円(本体1100円+税)
発売日
サイズ
四六判
ISBN
9784041108314

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