
びっくり、どっきりするような子育て話を、動物たちの会話や、手紙、詩を通して、楽しく知ることができる『いきものたちのサバイバル子育て図鑑』絶賛発売中!いきものたちの子育ては、全力で命がけ!自分の遺伝子を残すために編み出した、サバイバルな子育てをご紹介します!第5回はコハクチョウの子育て。
コハクチョウの最初の子育ては寒すぎてほぼ失敗する

夫「おれたちもついに10年目の結婚記念日を迎えたな。長かったようなあっというまだったような」
妻「そうねぇ、特にわたしたちは子育てに苦労したわよね」
夫「極寒の地での子育てはなかなかつらいものがあったよなぁ。最初の1年や2年はなかなか子どもが育たなくて……」
妻「悲しい思いも色々したわね。でも最近では子育てもうまくいくようになったわよね」
夫「若い夫婦から、子育てのコツを聞かれることもあるんだけど、こればっかりは慣れしかないんだよな。でも、ひとつだけアドバイスするんだ」
妻「あら、どんなアドバイス?」
夫「オスとして妻を愛し続けることが大切だってな。お前、愛して……」
妻「あ! そろそろ食べものとりに行かなくちゃ、あなた先に行ってきて!」
夫「……はい、行ってきます」
プロフィール
名前 コハクチョウ
分類 鳥類
大きさ 全長約1.2m
生息地 北アメリカ、ユーラシア大陸、日本
子育ての特徴
コハクチョウは、だいたい短い夏の間に卵を3~5個産んで、子育てをします。ふ化までは29~32日ほどです。しかし、極寒の地での子育ては困難であることから、1年目、2年目の夫婦の子どもはほぼ育たないと言われています。年数を経るごとに慣れてきて、10年目くらいになるとほぼ失敗せずに育てられるようです。

いかがでしたか? 子どもを敵から守ったり、自分もおなかがペコペコなのに、歯を食いしばって食べ物をとりに行ったり、時には自分をたべさせたり(⁉)。子育てって命がけなんです!生き物たちが編み出した、過酷で不思議、サバイバルな子育ての様子をお届けする『いきものたちのサバイバル子育て図鑑』絶賛発売中です!
書籍情報
いきものたちのサバイバル子育て図鑑
監修:小菅 正夫 絵:川崎 悟司

子育てって命がけ!
いきものたちが自分の遺伝子を残すために編み出した、サバイバルな子育てを全4章、58話集めました。
自分もおなかがペコペコなのに、子どもにお乳をあげたり、身体をはって天敵から守ったり、ときには自分を食べさせたり、いきものたちの子育ては、全力で命がけです。
大変なのは、親だけではありません。子どもも生存のために兄弟同士で争ったり、親から生きていくための技術を学んだり、親が与える仰天するようなエサを食べたりして、懸命に生きています。
そのようなびっくり、どっきりするような子育て話を、動物たちの会話や、手紙、詩を通して、楽しく知ることができます。
また『カメの甲羅はあばら骨』や『キモイけど実はイイヤツなんです。』で大人気の川崎悟司さんによる、いきものたちのユニークなイラストも必見です。
監修は『角川の集めるGET! 動物』の総監修であり、旭川市旭山動物園元園長である小菅正夫先生。
今回は特別に、小菅先生が動物園で目の当たりにした、いきものの子育てコラムも収録しました。
より詳しい子育ての生態を学べる、「教えて! 小菅先生」のコーナーもあります。
さらに『いきものたちのサバイバル子育て図鑑』を購入した方だけがゲットできる、『角川の集める図鑑GET!+』の限定カードもご用意いたしました。
『角川の集める図鑑GET!』シリーズをお持ちの方は、要チェックです。
動物たちの子育て話を読みながら、親子でぜひ語り合って欲しい一冊です。