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日が完全に落ちたのに、照明器具を持っていない。このままでは暗やみの中で身動きひとつ取れない。
「これからどうなるの~~?」
シェリーの声が聞こえたが、真っ暗すぎて泣いているのかおこっているのかも分からなくなってしまった。
周りの森にどんな生き物が生息しているのかまったく想像できないし、さっきのトラがいつまたおそってくるかも分からない…。なんとか火を起こせないか、身をかくせる場所をさがせないか、それともゆっくりとでも歩き続けるほうが安全なのか…身をよせ合ってみんなで相談し合うことが唯一できる安否確認だった。
まだ夜は始まったばかり。神経をすりへらして夜が明けるのを待つしかない。明日、ルイスたちが来てくれることを信じて――。
朝まで君たちが無事でいられればの話だが。
ゲームオーバー