秘密結社ヤルミナティーの世界の１％しか知らないオカルト事典　第７回「便利なハンドサイン　いや、本当は怖い？」

都市伝説から陰謀論まで。人気オカルトYouTubeアニメ「秘密結社ヤルミナティー」の3人組が、知られざる世界の謎にせまる！
第7回は、身近なハンドサインのお話。

便利なハンドサイン いや、本当は怖い？

　みんなで写真を撮るときに使うピースサインなど、ハンドサインは身近なものだ。
でも、国や文化が違えば、同じサインでも違う意味を持ってしまうことがある。いや、だんだんと意味が変わってくるものも。

悪魔か、テキサスロングホーンか？

みんなで写真を撮るときに人差し指と中指で「Ｖ」をつくるピースサイン、日本でやる分には、楽しければいい。でも、こういうハンドサインは、国や地域が異なると、違う意味を持つことがあるので、注意が必要。１９８２年にオーストラリアを訪れたジョージ・ブッシュ大統領（当時）が、これを手のひらが自分側に向く形で出してしまい、騒ぎになったことがある。オーストラリアやイギリスで、この形は侮辱のサインなのだ。
また、人差し指と小指を立てるポーズは、ロックコンサートなどでは「イェーッ！」とノリノリを表現するが、ヨーロッパでは悪魔を示す。そして、プロレスファンならば、伝説的名レスラー、スタン・ハンセンの決めポーズだろう。これは、テキサスロングホーンという巨大な角の牛を示すもので、彼の出身地テキサス州の象徴なのだ。
現在進行形で意味が変わっていく例もある。親指と人差し指で輪をつくり、残りの指を立てるＯＫサインだ。ドナルド・トランプ大統領（当時）が連発したために、彼の支持者に広まるまではよかった。だが、その中の白人至上主義者たちが、自分たちの秘密の合図であると、匿名掲示板にでっち上げてしまう。見た目が「ホワイトパワー」の頭文字「ＷＰ」に見えるという、こじつけも効いた。アメリカ社会に浸透してしまい、結局、差別を嫌う人々からはヘイトのシンボルとされるようになる。実に、迷惑なのだ（※）。

豆知識
※卒業アルバムにみんなでＯＫサインして写ってしまい、シカゴの高校では再撮影になった例もある。将来、差別主義者に見られてしまっては、大変だからだ。

書籍情報

俺たちは操られているかも知れない!?　この本だけのオリジナル怪異も収録
YouTubeで人気のオカルトアニメチャンネル「秘密結社ヤルミナティー」初の書籍化！
キリン、ブタのタブー、後輩のハックの３人組が、都市伝説、陰謀論、モンスター、危険スポットなど、身の周りから古今東西にいたるまで、闇の世界の謎とその真相に迫る。
オリジナル怪異も収録し、刺激的でこわ～い話が盛りだくさん！

もくじ
１章　世界の１％しか知らない!? 都市伝説
２章　本当にあった！ 実話だったこわい話
３章　こいつに会ったら最後… 最恐モンスター
４章　闇に葬られし真実… 意味がわかるとこわい話
５章　背筋が凍る ヤルミナオリジナル怪異

「秘密結社ヤルミナティー」とは

チャンネル登録者180万人の考察系YouTuberキリンとPlottにより共同制作されたオカルト系YouTuberアニメ。
2020年2月にリリースされ、現在登録者数は約50万人を突破。
『秘密結社ヤルミナティー』は、世界征服のために色々な情報を集めているキリン、ブタのタブー、後輩のハックと一緒にYouTubeにて活動記録を配信中♪
ぜひチェックしてみてくださいね☆