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「これから大人になる君たちへ」未来へ歩み出すための8つのミッション その8


法律改正で成人年齢が「18歳」に! だからみなさんは、お父さんお母さんより2年も早く“大人への準備”をしなければなりません。この本は、これから大人になっていくみなさんに知ってほしい「世の中の大切なこと」満載の一冊!
特別ためし第9回は、未来へ歩み出すための8つのミッション、その8。

未来へ歩み出すための8つのミッション

「もうすぐ大人」と言われても、どのような心の準備をすればいいのかわからないもの。でも、急ぐ必要はありません。まずは、ここで紹介する小さなアクション(行動)からはじめてみましょう!

その8
「SDGs」など地球のためにできることに挑戦しよう

地球温暖化や貧困など、地球規模での課題の解決をめざす取り組みが「SDGs(持続可能な開発目標)」。 一人ひとりが毎日の暮らしの中で地球のためにできることはないかを考えて、行動に移してみましょう。

SDGsなど、世界共通の目標に取り組もう

一見平和な地球に暮らしているように見えても、じつは問題が山積み。私たちは何をすべきでしょうか?

人口増加に伴う環境破壊が深刻に
 2060年には、世界の人口は100億人に達するといわれています。人口が増えると地球の資源が足りなくなりますが、すでに世界では、水の奪い合いで戦争をしている国がたくさんあります
 水がない土地では、子どもも学校へ行かずに遠い場所まで水をくみに行かねばならず、教育の機会を奪われます。作物も育たず、多くの人が飢餓や貧困に苦しみます
 人口が増えると、モノが大量に生産され、廃棄物も増えます。モノをつくったりゴミを燃やしたりするときには二酸化炭素が排出され、これが地球温暖化の原因になります
 熱中症の危険度が年々高くなり、大雨や洪水、竜巻などの異常気象も増えています。そうして作物がとれなくなると、森林を伐採して畑をつくろうとするため、生態系を壊すなどの悪循環を生みます。また、人間が出すプラスチックのゴミや排水などによる海洋汚染も深刻です。
「SDGs」による世界共通の目標
 このように地球上にはさまざまな問題が山積みです。そのため世界の国々が1つになり、地球を住みやすい環境にしようと、共通の取り組みをはじめました。それが「SDGs(持続可能な開発目標)」です
SDGsには、「貧困をなくそう」「気候変動に具体的な対策を」などといった、2030年までに達成すべき17個の目標が掲げられています。
 あなたもこれをきっかけに、さまざまな世界の問題に目を向け、自分にできる第一歩を踏み出しましょう。



 

ためし読みはここまで。いかがでしたか?
成人年齢が引き下げられるということは、その分、早く大人になる準備をしなければなりません。
この本を通して、未来を生き抜くためのヒントをぜひつかんでくださいね。

 

書籍情報


「18歳成人時代」到来。大人になるまでに知りたい世の中の常識が満載!
法律改正により、2022年4月で成人年齢が「18歳」に。「成年」の定義が変わるのは実に約140年ぶりのことで、これによって18歳から、たとえば「親の同意なく契約を結ぶ」「パスポートを取得する」「不動産を契約する」といったことも可能になります。
でも、成人年齢が引き下げられることは「大人になるまでの猶予期間」が短くなるということであり、みなさんは現実として、今までより2年も早く“大人になる準備”をしなくてはなりません。
この本は、そうしたことを背景に、これから大人になっていくみなさんが「世の中を渡っていくために最低限知っておくべきこと」を伝えるべく、未来を生き抜くためのヒントを図版満載でわかりやすく展開していきます。
「大人になるの、面白そう」と、“期待と楽しみ”が湧いてくる一冊です!


監修:池上 彰

定価
1,650円(本体1,500円+税)
発売日
サイズ
B5変形判
ISBN
9784046055347

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