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「これから大人になる君たちへ」未来へ歩み出すための8つのミッション その6


法律改正で成人年齢が「18歳」に! だからみなさんは、お父さんお母さんより2年も早く“大人への準備”をしなければなりません。この本は、これから大人になっていくみなさんに知ってほしい「世の中の大切なこと」満載の一冊!
特別ためし第7回は、未来へ歩み出すための8つのミッション、その6。

未来へ歩み出すための8つのミッション

「もうすぐ大人」と言われても、どのような心の準備をすればいいのかわからないもの。でも、急ぐ必要はありません。まずは、ここで紹介する小さなアクション(行動)からはじめてみましょう!

その6
インターネットやSNSのルールを知っておこう

世の中には、あなたを犯罪などのトラブルに巻き込む「ワナ」がたくさんひそんでいます。インターネットやSNSで簡単に発信できる時代だからこそ、加害者にも被害者にもならないために、身近なルールを学んでおきましょう。

犯罪の入り口は身近なところにある

「犯罪なんて自分に無関係」と思っていませんか?でも、軽はずみな行動が重い罪につながることもあるのです。



インターネットによる犯罪が増えている
 最近は、強盗やひったくりなど、目に見える街中での犯罪が減っているのに対し、インターネットを使った「サイバー犯罪」や、「オレオレ詐欺」に代表される「特殊詐欺」などの、目に見えにくい犯罪が増えています。
 インターネットやSNSが普及したことにより若者がちょっとしたいたずらからサイバー犯罪の加害者になってしまったり、特殊詐欺の主犯とSNSで知り合うことで、犯罪に加担させられたりといったケースが相次いでいます。
 また、SNSをきっかけに出会った相手に誘拐されたり、わいせつな行為をされたりする被害も増えています。
18歳以上になると実名報道されることも
 罪を犯したとき、20歳未満であれば「少年法」が適用され、原則的に刑罰ではなく、保護処分が下されます。
 しかし、2022(令和4)年4月で少年法が改正され、18・19歳は「特定少年」として扱われるため、刑罰が下される可能性が高くなるのです。
 また、18歳以上は実名報道が可能になるのも、大きな変化でしょう。
 「自分は大丈夫」と思っていても、犯罪の入り口は身近なところにあります。加害者にも被害者にもならないために、知識を深め、犯罪を遠ざけなくてはなりません。



 

書籍情報


「18歳成人時代」到来。大人になるまでに知りたい世の中の常識が満載!
法律改正により、2022年4月で成人年齢が「18歳」に。「成年」の定義が変わるのは実に約140年ぶりのことで、これによって18歳から、たとえば「親の同意なく契約を結ぶ」「パスポートを取得する」「不動産を契約する」といったことも可能になります。
でも、成人年齢が引き下げられることは「大人になるまでの猶予期間」が短くなるということであり、みなさんは現実として、今までより2年も早く“大人になる準備”をしなくてはなりません。
この本は、そうしたことを背景に、これから大人になっていくみなさんが「世の中を渡っていくために最低限知っておくべきこと」を伝えるべく、未来を生き抜くためのヒントを図版満載でわかりやすく展開していきます。
「大人になるの、面白そう」と、“期待と楽しみ”が湧いてくる一冊です!


監修:池上 彰

定価
1,650円(本体1,500円+税)
発売日
サイズ
B5変形判
ISBN
9784046055347

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