人気大ばくはつ!つばさ文庫の新シリーズ2巻めが1月7日(水)に発売予定! ひとあし先にためし読みしちゃおう☆ 超~優柔不断で自分になかなか自信がもてない5年生の女の子、天川空がある日突然、天気をあやつるチカラを手にいれた!? 天気の神さまの代わりに、お天気神社にきた天気の願いを叶えるしごとをはじめたけど――肝心の願い事を聞き逃しちゃった! 明日からの林間学校、このままだと神さま失格で地獄行き!?(公開期限:2026年3月31日(火)23:59まで)
7★依頼人が、見つかる⁈
ハレくんに連れて来られたのは、自然公園の中にある蓮池の橋の上だった。
周りは木々の葉にかこまれていて、ちょっとした隠れ家みたいになっている。
「ハレくん、ここでなにを……って。フウくん、ライくんもいる!」
二人も、ハレくんに連れて来られたみたい。
でもふしぎなのは、なぜか、同じクラスの小見山くんまでいること。
どうして、ここに……。
「みんな、オレが見つけたぜ」
ハレくんはうでを組みながら、ニヤニヤする。
「この小見山が、晴れを願った依頼人だ!」
「え! ほんとう⁈」
パシャッ!
わたしの声に、池に住むサンショウウオたちもびっくりして、飛びはねた。
「ハレ、それはまちがいないんだろうな?」
「ウソでも冗談でもねーよ。なあ、小見山。きのう神社に来て、お願いしたんだよな?」
小見山くんは、しっかりうなずく。
「ぼく最近、親にプラネタリウムに連れて行ってもらってから、星に興味がわいたんだ。この林間学校中にも天体観測があるから、晴れてほしくって」
話を聞いて、すぐにしおりをたしかめた。天体観測は、二日目の夜にあるね。
『林間学校』と『二日目』。あのとき、うとうとしながら聞きとれた言葉に、ぴったり当てはまる。
ほんとうに、小見山くんが依頼人ってことなんだ!
「ハレくん、お手柄だよ~」
「そうだろ? オレがいれば、なんにも不安に思うことなんてないんだよ」
ハレくんは、堂々とむねをはる。
「小見山も、安心しろ。ちゃんと願ったなら、ちゃんと晴れる。なんたって、ぜったいにかなうお天気神社だからな」
「……お天気神社って、なんのこと?」
小見山くんの一言に、その場がしーんとなる。
「神社は神社でも、べつの神社なんだけど……。太陽くん、ただ、神社に願いに来なかったか? としか聞かなかったから」
ハレくんの目が、点になる。
わたし、フウくん、ライくんは、いっせいにがっくりする。
「ハレくん……」
「ハレハレ……」
「ハレ。ちゃんと、どの神社で願ったかも聞かないとだめだろ」
「し、しかたないだろっ。オレにとっての神社は、お天気神社だけなんだよっ」
また、ふり出しにもどっちゃった……。
小見山くんを帰してから、大きくため息をつく。
「あっ! みんなここにいたんだ?」
こんどは、アメくんが息を切らしながらやって来た。
「ずいぶんさがしたよ。聞いて。ぼく見つけたんだ。雨がふってほしいって願った子を」
ええ!