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みなさん、ようこそ『きょうふ小学校』へ!
ここは、わるいことをしたり、ルールをやぶったりした子がまよいこむ、
とってもこわ~い場所だよ。
え? なになに? こわい話が待ちきれないって?
それじゃあ、さっそくはじめようか……!
\2024年2月7日発売予定/
『1分で読めるこわい話 きょうふ小学校』の本では1冊で39のお話が読めるよ!!
。。○○もくじはコチラ○○。。
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わたしのしゅみは、空をとぶこと。
といっても、自由にとびまわるわけではなくて、ひこうきに乗って飛ぶんだ。
何年も仕事をがんばって買った、小さいひこうき。
それを自分でそうじゅうして、空からのけしきを楽しむのが、わたしの休日のすごし方だ。
今日もいつものようにひこうきに乗っていたのだが、きんきゅうじたいが起きた。
なんと、エンジンがこわれてしまったのである。
左右のバランスがおかしくなり、キチンと飛ぶことができない。
さいあくの場合、ついらくしてしまうかもしれない。
わたしはあせって、色々なことを試してみた。だが、どれも上手くいかない。
こうなったら、ひこうきはあきらめ、わたしだけ脱出するしかない。
わたしはむかし読んだきんきゅう用のマニュアルを思いだし、その準備をした。
水に落ちてもいいように、ライフジャケットを着る。
そして、しまってあったパラシュートのリュックをせおう。
よし、準備はできた! いざ!
わたしはあせりながらも、ひこうきからとびおりた。
ものすごい風をうけながら、わたしはひっしで背中のリュックをさわり、パラシュートを開こうとした。
しかし、パラシュートが開くことはなかった。
そのかわり、リュックの中からでてきたのは弁当箱だった。
あせっていたわたしは、どうやらパラシュートの入ったリュックと、弁当を入れていたリュックをまちがえてしまったようだ。
ぜつぼうしながら一直線に落ちていくわたしには、もはや、お弁当のいいにおいをかぐことくらいしか、できることはなかった。
【書誌情報】
1話1分で読める、こわ~い話がもりだくさん!
わるいことをしたり、ルールをやぶった子は、きょうふ小学校にまよいこんで、ブキミな教室に閉じ込められちゃう!? 休み時間に読めちゃう、とってもこわくて、オモシロイ話がいっぱい!