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食とからだが楽しくわかる『からだおたすけ 食べ物事典 こんなときなに食べる?』が発売中! 中身の一部がためし読みできる連載をスタートします。
足が速くなりたい
足が速くなったら、運動会で大かつやくできるかも!? たっぷり栄養素をとって、走るための筋肉と体力をつけよう!
◆ここがポイント!
・筋肉やアキレス腱を強くする
・走るためのパワーをたくわえる
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◆タンパク質さんが筋肉をつくる!
足を速く動かすためには、筋肉をつくるタンパク質が必要です。とくに運動をする子は、多めにタンパク質をとりましょう。
◆糖質さんがエネルギーをつくる!
筋肉を動かすエネルギーのもとになる糖質。脂質よりも早くエネルギーに変わるので、運動の直前にとるとよいでしょう。
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骨つきとり肉
おもな栄養素:タンパク質、ビタミンA、ビタミンB2
とり肉は、肉のなかでも脂質が少なく高タンパク質。とくに、タンパク質の一つ「コラーゲン」が、ほかの食品より多くとれます。
うどん
おもな栄養素:糖質、タンパク質
筋肉や脳を動かす糖質がたっぷりの「うどん」。ほかのめん類と比べて食物繊維が少ないため、消化によいとされています。
◆つくってもらおう おたすけごはん
骨付きとり肉の水たきなべ
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おもな食材:骨付きとり肉、水、調味料(とりがらスープのもと、酒)、うどん、好みの野菜類
なべに、骨付きとり肉と水、調味料を入れ、弱火で20分ほど煮ながらアクをとった後、野菜類をさっと煮ます。しめにうどんを入れて食べましょう。スープまで栄養素がたっぷり!
◆もっと知りたい からだメモ
アキレス腱が走る力を生む!
人間やウマなど、ほとんどのほ乳類は、つま先で地面をけって走るので、かかとが発達しました。アキレス腱がかかとを引っぱることで、「てこの原理」でつま先に大きな力が生まれます。ほ乳類は、かかとを引っぱる力を、つま先でける力に変えて走っているのです。
『からだおたすけ 食べ物事典 こんなときなに食べる?』では、ほかにも「頭がよくなりたい」「スポーツがとくいになりたい」など、ケース別に栄養素や食べ物、料理を紹介しています。人体についても学べるコラムといっしょに楽しく読めます。
【書籍情報】
監修:牧野 直子 監修:坂井 建雄
- 【定価】
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 【発売日】
- 【サイズ】
- A5判
- 【ISBN】
- 9784041139219