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「音」ってなあに?「音楽」ってなあに?【『すごすぎる音楽の図鑑』試し読み!】


音楽にはどんな歴史があり、今までどんな音楽が生まれてきたのでしょうか。
楽器にはどんな種類があって、どう変化してきたのでしょうか。
音楽の世界は広く、世の中にはまだまだみなさんの知らない音楽があるはずです。
もっと音楽を知りたい、もっと音楽でワクワクしたい…!
そんな気持ちに、指揮者でピアニストの反田恭平さんと、ジャパン・ナショナル・オーケストラのメンバーが応えてくれました。

※本連載は『音のひみつがすべてわかる! すごすぎる数の図鑑』から一部抜粋して構成された記事です。


<音楽のきほんのはなし>「音」ってなあに?「音楽」ってなあに?

 音とは、物体の振動が空気や水などを通じて伝わる「音波」と呼ばれる目に見えない物理的な波のこと。風の音や雷の音、人の声や楽器の音も、それ単体では「音」のままです。

 音楽とは、その「音」に「リズム・メロディ・ハーモニー」という三大要素が絡み合うことによって生まれた芸術といえるでしょう。

 音楽の歴史は古く、紀元前に起こった古代文明の頃から宗教の儀式や祭りで演奏されていて、その後は軍隊、宮廷、教会など、いろいろな場面で活躍してきました。

 時代を経て、音楽の要素は複雑になっていきます。「リズム」はわかりやすく手拍子したり踊ったりできないくらいに、「メロディ」は簡単には歌えないくらいに。「ハーモニー」も心地よいものだけではなく、何の音が鳴っているのかすぐには判別できないほど変化したものも。さらには、ジョン・ケージの『4分33秒』のように、音のない音楽作品も登場します。





  豆知識  

複雑なリズムを聴くならストラヴィンスキーの『春の祭典』の終曲(生贄の踊り)、メロディならベリオの『セクエンツァⅢ』、ハーモニーならリゲティの『ルクス・エテルナ』がおすすめです!

 

音楽をもっと楽しもう!

敷居が高いと思われがちなクラシック音楽ですが、そんなことはありません。
楽器のひみつや作曲家の意外な素顔を知れば、もうでとは違った音楽の聴き方ができるはず。
ぜひ一度、クラシック音楽を聴いてみてください!


  • 【書籍情報】


監修: 反田 恭平 著者: ジャパン・ナショナル・オーケストラ

定価
1,485円(本体1,350円+税)
発売日
サイズ
四六判
ISBN
9784046075512

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