昆虫採集に出かける際、どんな道具を持っていきますか?
むしとり網と虫かごが定番ですが、実際に採集してみると「こんなものがあればよかった!」と思うことがよくあります。
今回は、筆者が実際に使っている昆虫採集に便利な道具をご紹介します。
むしとり網
昆虫採集の基本中の基本といえば、やっぱりむしとり網です。夏になると100円ショップやホームセンターでも手軽に買えますが、実は網にもさまざまな種類があります。
長竿タイプ
本格的に昆虫採集をする人が持つむしとり網の定番が長竿タイプのものです。一般的に販売されているむしとり網は長くても1m50cmほどのものが多いかと思いますが、本格的に昆虫採集する方は短くても3m以上の網を持っていることが多いです。筆者は現在最大7mまで伸びるものを使用しています。
網が長く伸びることで、今まで諦めてきた木の高い所にとまっているセミやクワガタなどを採集することが可能になるため、採集できる昆虫の数がぐっと増えることでしょう。
ただし網が長くなればなるほど重くなるため、扱いが難しくなります。また長竿の先につける網の大きさも自分で交換することができます。口の広い網にすると昆虫を捕まえやすくなる反面、木の枝などがたくさん生えている樹上では扱いにくくなります。自分が主に採集する昆虫の種類に合わせて、網をカスタマイズしていくのがよいでしょう。
ピンポイントネット
とても小さなむしとり網です。長竿の先などにつけて使用します。
木の上にクワガタなどがいる時、長い網を伸ばしても、枝や葉が邪魔でうまく虫まで到達できなかったり、枝葉を揺らしてしまって逃げられてしまったりすることがあります。
そんな時にピンポイントネットを使用することで、狙いの昆虫までまっすぐ網を伸ばすことが可能です。セミのように網の口と木の隙間から逃げられてしまうような昆虫も捕まえやすくなります。ピンポイントネットは取り外してカバンなどにしまうことができるので、通常の網と使い分けるのがよいでしょう。
クリアボトル
口の広い透明なプラボトルなどは昆虫採集の際に非常に役に立ちます。
採集した昆虫を持ち帰る時の容器に使用できることはもちろん、目の前にいる小さな昆虫を捕まえるのにも最適です。筆者は小さなキリギリス類などを採集する際に、ボトルを被せて採集します。小さなキリギリスたちはすばしっこく、身体が柔らかいため、網から容器に移す際に逃げられたり、傷つけてしまう恐れがあります。ボトルを被せて採集したあとはそのまま持ち帰り容器として使用できるため、そういった心配がありません。
ピンセット
クワガタ採集などをしていると、木の穴にクワガタが入っているのに出てきてくれなくて諦めてしまうこともあるかと思います。そんな時にピンセットがあれば、木の隙間にいるクワガタを採集できるかもしれません。(※クワガタや木が傷ついてしまう場合があるので、難しい時は潔く諦めましょう。)
また、動物の糞の中に潜っているコガネムシや、直接触ると危険な昆虫を採集したり観察したりする際にもピンセットが役立ちます。さまざまな場面で活躍する道具なので、採集の際はピンセットを持っていくことをお勧めします。
遠沈管・タッパ
採集した昆虫を持ち歩く際には、遠沈管や小さなタッパを持ち歩くことをお勧めします。
よく子供達が大きなむしかごに、種類関係なく捕まえた虫を一緒に入れているのを見ますが、ケース内で虫同士の喧嘩や捕食などがおこってしまうため、虫を無事に持ち帰ったり観察したりするのには不向きです。
大きなケースをひとつ持ち歩くのではなく、小さなケースをたくさん持ち歩くのが、無事に昆虫を採集して持って帰るコツになります。
小さな虫を持ち帰る際には遠沈管などの小さなケースがおすすめです。また100均のキッチンコーナーにさまざまなサイズのタッパが販売されているので、捕まえたい昆虫の大きさに合わせたタッパを持ち歩くのがよいでしょう。遠沈管もタッパも購入時には空気穴が開いていないので、昆虫を入れる際は必ずハリなどで空気穴を複数空けてから使用しましょう。
まとめ
このように昆虫採集にはいろんな便利グッズがあります。
標本用の採集をする際は、チョウやトンボを持ち帰るための三角紙やそのケース、虫を殺虫して持ち歩く毒瓶など、ほかにもさまざまな道具が必要になります。
昆虫の専門店などでは、マニアックな便利グッズがたくさん手に入るので、本格的な昆虫採集をしたい人は、アイテムをアップグレードしてみるとより楽しめるかもしれません。
写真:PIXTA
【プロフィール】
むし岡だいき
昆虫採集YouTuber 。チャンネル登録22万人 、一番好きな昆虫はコロギス。