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10歳から知りたいバリアバリュー思考 自分の強みの見つけかた 第2回


多様性の時代、「人と違う」「同じことができない」はダメじゃない! これからの僕らが、幸せに働き、生きるためには、「今」なにをするべきか?
弱点(バリア)と思われがちな特性を「自分だけの価値(バリュー)」にするために必要な考え方が、漫画とイラストで学べる1冊。
「10歳から知りたいバリアバリュー思考 自分の強みの見つけかた」無料ためし読みです。










 

自分のこと、どれくらい知っている?

人は一人ひとり違う。
自分のことを知ることが自分を大切にする第一歩

 漫画にも出てきましたが、私は小学4年生で車いす生活になりました。人と違う自分の個性に気がつき、ショックと悲しみを覚えました。しかし、個性は簡単には変えられないこともわかり、自分にできることは何かを考え、周囲との関わり方などを自分なりに見つけていきました。
 世の中には誰ひとりとして全く同じ人はいません。見た目はもちろん、考え方も感じ方も一人ひとり違います。そのうえで、人と違うことに価値を見出すことを、この本では伝えていきたいと思います。
 そのためには、まず自分のことをよく知ることが大切です。下のメモを埋めながら、自分自身が何をどう感じているのか見つめ直し、どんな個性があるのか考えてみてください。
 苦手なことは克服しなければと思いがちですが、どう頑張っても無理なこともあります。それを克服するために努力するより、得意なことをもっと伸ばした方がよい時もあるかもしれません。他者と比較したり、周りをうらやんだりする前に、まずは自分のことをよく知る、よく考える時間を持ってみましょう。


本書(紙の本)は、メモを埋めながら、自分自身を見つめ直すことができるよう構成されています。


 自分を支えてくれる人と言うと、誰が思い浮かびますか。まっ先に家族の顔が浮かぶ人もいるだろうし、友達かもしれないし、学校や塾の先生、スポーツのコーチや監督かもしれません。そんなふうに、自分を支えてくれる人にも、いろいろな人がいることに気づけるといいですね。
 同じ人が一人もいないように、生き方や生きる環境だってみんな違って当たり前です。もし今、自分がいる環境の居心地が悪くて困っているなら、周りをよく観察してみましょう。選択肢はたくさんあるのに、まだ気づけていないだけかもしれません。自分のことを理解するのと同時に、自分に合う環境も探していきましょう。

第3回へつづく

書籍情報

10歳から知りたいバリアバリュー思考 自分の強みの見つけかた
多様性の時代、「人と違う」「同じことができない」はダメじゃない!
これからの僕らが、幸せに働き、生きるためには、「今」なにをするべきか?
弱点(バリア)と思われがちな特性を「自分だけの価値(バリュー)」にするために必要な考え方が、漫画とイラストで学べる1冊。


著者:垣内 俊哉

定価
1,650円(本体1,500円+税)
発売日
サイズ
A5判
ISBN
9784046055835

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