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計画・テストのやり方「マンガでわかる けテぶれ学習法」第5回 けテぶれで勉強スタート!②中級編-1


全国の小学校・中学校で大反響の「けテぶれ学習法」がマンガ化! 「けテぶれ学習法」とは、「計画→テスト→分析→練習」という自己改善のサイクルを回す勉強法。 誰だって「やらされる勉強」はつまらない。「自分で学ぶこと」とは本来、楽しいはずです。「楽しさ」の見つけ方がここにあります。

計画のやり方(2日目以降)


毎日けテぶれをやるのなら、前の日のことを思い出してから計画を考える。

昨日のけテぶれの上に今日のけテぶれをのせる。

やること+なぜやるのかを意識。

前日のけテぶれとのつながりを意識

サポーターの方へ
このページから紹介するのは、1日目にけテぶれをした後の、2日目以降のけテぶれについてです。1日目で説明して、2日目から計画の工夫がすぐできる子もいますが、そうでない子もいます。子どもが納得できたときに、次のステップに進むというやり方で良いです。形ばかり求めては、中身のないけテぶれになってしまいます。

 

テストのやり方(2日目以降)


まちがいは宝物。成長のタネ。

けテぶれのテストは本番と同じ状況であればあるほどよい。

けテぶれのの極意は本番に近い状況でテストする。

テストの目的は今の実力を正しく調べること。今の実力を調べるためには、できるだけ本番と同じような環境でやる。テストが終わったら、丸つけレベルを意識して、丸つけ力をきたえよう。

サポーターの方へ
ここで紹介した「今の実力を正しく調べる」ために「自分で自分をテストする」ことは、2周目以降のけテぶれにおいて、最も大切かつ難しいことだと思っています。今までの学習の方法は、けテぶれの「れ」だけを、「ひたすらやり続ける」ケースが多いです。つまり、自分で問題を解くときはいつも「練習」であり、「自分を試すために問題を解く」という経験が、子どもたちにはかなり不足しています。
経験不足のままでい続けると、けテぶれの最中にそのクセが出てしまいます。「テスト」のために問題を解いているのか「練習」のために問題を解いているのかがわからなくなってしまうのです。P47でも述べましたが、けテぶれの流れに慣れだしたときには、注意が必要です。
これが、形だけの「けテぶれ」になってしまう大きな原因の一つです。サポーターの方はこの点を注意深く観察してください。そして、「自分で自分の力を調べる」ことの大切さを、子どもたちに語ってあげてください。失敗が怖いのではなく、「失敗から目を背けること」「間違えたままの自分に気づかないでいること」が怖いのです。失敗を受け止め、「より良い失敗」を重ね続けることこそ、成長するということなのです。
また、自分の実力を調べると、自分の長所や武器も見えてきます。自分の姿をちゃんと見ようとしないと、自分の武器にも気づけないのです。

 

《第6回》へつづく

 

1月14日(金)発売!
マンガでわかる けテぶれ学習法

自分なりのやり方を、 自分で見つけるから、勉強が好きになる!
「計画・テスト・分析・練習」、通称「けテぶれ」。このサイクルさえ習得すれば、「勉強が楽しく」「自分で学べる」ようになる。小・中学校で話題沸騰の勉強法が、マンガ×キャラの会話ですぐわかって一生使える!


著者 葛原 祥太 漫画 雛川 まつり

定価
1,650円(本体1,500円+税)
発売日
サイズ
A5判
ISBN
9784046046314

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