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ものがたり

【スペシャルれんさい】『星のカービィ メタナイトとあやつり姫』第3回 ガリック男爵(だんしゃく)とマローナ姫


仮面の剣士・メタナイトが主人公の特別編がスペシャルためし読みれんさいで登場!
ケーキ作りで有名なシフォン星のお姫さまがゆくえ不明になってしまった!? メタナイトは、カービィたちとシフォン星へ向かうのだが…? ドキドキ&ハラハラいっぱいのお話です!

◆第3回

事件を解決するため、メタナイトが動き出した! いっぽう、そのころ、マローナ姫とガリック男爵(だんしゃく)がどうしていたかというと……?


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ガリック男爵(だんしゃく)とマローナ姫

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「このシフォン星にあるケーキ屋さんの数は、なんと1992軒(けん)! …ううん、今年になって427軒もふえてるから、あわせて2419軒(けん)!」

 まんまる顔の女の子が、メモ帳をにらみながら言った。

「あまりにも多すぎるわ。だからこの星には、太った人と虫歯の人が多いのよ!」

「同感だ、心やさしき姫よ」

 あいづちを打ったのは、上品な身なりの、背の高い紳士(しんし)だった。

 細長い顔に、ピンととがった口ひげをはやしている。口もとには、たえず、ほほえみが浮かべられている。

 しかし、その目はまるで刃物のようにするどかった。とりつくろっていても、眼光の冷たさはかくせない。

 彼の名は、ガリック男爵(だんしゃく)。男爵(だんしゃく)と名乗っているが、その正体はいっさい不明。星から星へとわたり歩いてきちょうな宝物を盗み出す、闇の紳士(しんし)である。

 彼といっしょにいる少女は、このシフォン星の王女、マローナ姫。色白で、ぱっちりと大きな目をしている。頭につけた大きなリボンは、今はなき母上からゆずられた、かたみの品だった。

 あまいおかしとかわいいものが大好きな、心やさしい女の子……なのだが、今はまるで別人のように目を光らせ、こわい顔をしていた。

 二人は、シフォン城から少しはなれた下町の一軒家(いっけんや)にひそんでいる。ガリック男爵(だんしゃく)が用意したかくれ家だ。

 大きなソファにこしかけたガリック男爵(だんしゃく)は、ささやくように小さな声で言った。

「国王メレンゲール十三世は、この星の住民たちをすべて虫歯にする気なのだ。自分は歯医者と手を組み、大もうけをたくらんでいる……」

「ゆるせない!」

 マローナ姫は、部屋を歩き回りながら、ほおをふくらませた。

「わたし、お父様のこと、りっぱな王様だって信じてたわ。わがシフォン星に伝わる伝統のレシピを大事に守り続けてる、えらい人だって……でも、まちがってた!」

「そのとおりだ、かしこき姫よ」

「あまいものだらけのレシピブックなんて……みんなを不幸にするだけだわ」

 マローナ姫は足を止め、テーブルの上におかれた本を見た。

 大きく、ぶ厚く、古びた本。これこそ、シフォン星の王家に古くから伝わる、国宝のレシピブックだった。姫が、男爵にそそのかされて、王立ケーキ工場から持ち出したものだ。

「大昔から伝えられてきた、大切なレシピブックだっていうけど……こんなものがあるから、わが星はケーキ屋だらけなのよ!」

 姫は、ますますけわしい顔になった。

「こんなもの、燃やしてしまいましょう、ガリック男爵(だんしゃく)!」

「いや、それはいけないな、心正しき姫よ」

 ガリック男爵(だんしゃく)は、そう言って立ち上がった。

「悪いのはその本ではなく、それを利用して金もうけをたくらむ国王だ。レシピブックに罪はない」

「でも……」

「その本は、わがはいがあずかろう。わがはいならば、国王のようなまちがった使い方はしないからね」

「……そうね。あなたなら信用できます、ガリック男爵(だんしゃく)」

 姫はうなずき、なにげなく、レシピブックを開いてみた。

 本の最初の部分には、シフォン星におけるケーキの歴史がくわしくつづられている。そのあとに、美しいイラストつきのレシピがずらりと続く。

 まゆをひそめて、ぱらぱらとページをめくっていた姫の手が、ふと止まった。

「あ、これは……」

 姫は、ごくりとつばを飲みこんだ。けわしかった表情が、一瞬、やわらいだ。

「木の実とリンゴをたっぷりちりばめたフルーツケーキ……! わが星の名産品のリンゴを使ったケーキだわ。王立ケーキ工場の、じまんの一品よ。小さいころ、よく、お母様といっしょに食べたっけ……お母様はこのケーキが大好きだった……」

 姫の声が、急に悲しげになった。

 ガリック男爵(だんしゃく)は、すばやく姫のかたに手をかけて、振り向かせた。

 男爵(だんしゃく)は、上着の内ポケットから、赤くかがやく宝石を取り出した。

 サクランボぐらいの大きさの、みごとな宝石だ。まるで、炎をふうじこめたかのように、ギラギラと光っている。

「よく見たまえ、姫よ。この美しきマリス・ストーンが、君のけがれた心を清めてくれるだろう」

 姫の目は、赤い宝石にくぎづけになった。みるみるうちに、姫の表情が変わっていった。

 怒りをこめて、姫はさけんだ。

「小さいころ、あんなに毎日ケーキを食べなければよかった! わたし、本当は、ケーキなんて少しも好きじゃないのに!」

「もちろん、そうだろう、つつしみ深き姫よ。あなたは、国王の邪悪(じゃあく)な計画のせいで、むりやりケーキを食べさせられたのだ」

「なんてことでしょう……!」

 マローナ姫は、怒りにみちた目でガリック男(だんしゃく)を見た。

「お父様は国王の座にふさわしくありません。今すぐ、退位すべきです!」

「そのとおり」

「王の座にふさわしいのは、あなたです、ガリック男爵(だんしゃく)」

 マローナ姫は男爵(だんしゃく)を見つめて言った。

 ガリック男爵(だんしゃく)は、「ほう……」とつぶやき、目を細めた。

「これはこれは……光栄だ、美しきマローナ姫。王座か……フム、悪くない」
 ガリック男爵(だんしゃく)は姫に背を向けた。その顔に浮かんだほほえみは、かぎりなく邪悪(じゃあく)だった。


 マローナ姫は言った。

「わたしは、ただちに国民を救わなければなりません。虫歯の原因となるケーキを、すべて、ほろぼさなくては!」

「……何?」

「わがシフォン星にあるケーキ屋を、一つのこらず焼きはらうのです! 行きますよ、ガリック男爵(だんしゃく)!」

 マローナ姫は、すばやく部屋を走り出ていった。

 取りのこされたガリック男爵(だんしゃく)は、皮肉(ひにく)な顔で、かたをすくめた。

「やれやれ。おとなしい姫君だとばかり思っていたのに。王宮では、猫をかぶっていただけか。とんだ、おてんばだ」

 男爵(だんしゃく)は、テーブルの上におかれたレシピブックに目を向けた。

「こいつさえ手に入れば、わがまま王女なんかに付き合ってやることはないんだが……王座となると話が別だ。マローナ姫のやつ、どうやら本気で、わがはいを王にする気らしい」

 男爵(だんしゃく)は、のけぞって大笑いした。

「わがはいが国王か! おもしろくなってきたぞ。どれ、もう少しばかり、おてんば王女に付き合ってやるとしよう」

 ガリック男爵(だんしゃく)は、マローナ姫を追って、部屋を出て行った。


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 さて、一方、メタナイトたちは――。

 マローナ姫の手がかりを探すために、宮殿(きゅうでん)の人たちに話を聞いていた。

「信じられませんわ。あのマローナ姫様が、こんなことをなさるなんて……」

 やつれた表情でそう話したのは、マローナ姫が生まれたときから仕えているという侍女(じじょ)だった。

 メタナイトが言った。

「王によれば、マローナ姫は最近急に、態度が変わってしまったそうだな」

「そうなのです。あんなに心やさしく、父上思いだった姫様が……まるで別人のように冷たくなってしまって。そればかりか、あんなにお好きだったケーキを、にくむようになって……」

 侍女(じじょ)は、そっと、なみだをぬぐった。

「王立ケーキ工場ではたらく者たちにまで、心ない言葉を浴びせられました。おまえたちが作ったケーキのせいで、国民がみんな虫歯になり、苦しんでいる……などと」

「虫歯?」

「はい。マローナ姫様は、なぜか、国王陛下がわざと国民を虫歯にし、大もうけをたくらんでいると思いこんでしまったのです」

「それは、おかしい」

 メタナイトがつぶやくと同時に、その背後で、かんだかい声が上がった。

「おかしい、おかしい〜! このおかし、おかし〜! じゃなくて、おいし〜!」

「次はそっちのシュークリームと、ショートケーキをくれ。もっと、もっとだ! じゃんじゃん持ってこい〜!」

 カービィとデデデ大王が、次々にケーキを運ばせて、食べ散らかしている。王宮の給仕(きゅうじ)係だけでは人手が足りず、ワドルディまで手伝わされていた。

 侍女(じじょ)は、心配そうな目で二人を見た。

「あの……メタナイト様。失礼ですが……あのご友人たち、さっきから少し食べすぎでは……」

「あれは友人ではない。つみ荷だ。気にしないでくれ」

「……はあ?」

「それより、話の続きを聞かせてほしい。メレンゲール十三世は、国民を虫歯から守るため、いろいろな策(さく)をねっているはずだが」

「そのとおりです。あまいおかしを作るだけではいけない、国民の健康を守るのが王のつとめ。それが、陛下(へいか)の信念なのです」

「なるほどな……」

「陛下(へいか)は『虫歯防止法』という法律まで作って、正しい歯みがきの方法を国民に教えています。それでも虫歯になってしまった者のために、研究も進められています。わが国の歯科技術は、宇宙一ですわ」

「うむ。実は、私の部下が世話になったことがある」

 メタナイトは、背後にひかえているブレイドナイトを振り返った。

 ブレイドナイトは、はずかしそうに語った。

「俺が虫歯に苦しんだときのことだ。虫歯の治療ならシフォン星がいちばんだと聞いて、駆けこんだんだ」

「あのときのおまえは、見ものだったな! 虫歯ごときで、ぴーぴー泣いて」

 ソードナイトが笑うと、ブレイドナイトはおどり上がって怒った。

「なんだと、話を大げさにするな! 泣いてなんかいないぞ!」

「いや、泣いてた。痛い痛いって、ころげ回ってたじゃないか」

「う、うるさい! おまえだって、虫歯になったらわかるさ。想像をぜっする、あの痛み……!」

「――とにかく」

 と、メタナイトが話をもとにもどした。

「そのさい、メレンゲール十三世にはたいへん世話になったのだ」

「名高きメタナイト様のお願いですから、陛下(へいか)も親身になられたのですわ」

「王が長年にわたり、虫歯の研究に力をそそがれてきたおかげで、すぐれた技術が生まれたというわけだ。私は、王への感謝と尊敬の気持ちから、たんじょう日のパーティには必ず駆けつけようと考えたのだが……」

「そのパーティも、姫様がもどられない限り、中止になりそうですわ……」

 侍女(じじょ)は、目になみだをうかべた。

 メタナイトが言った。

「姫をそそのかした男について、教えてほしい」

「そそのかした……?」

「ああ。ガリック男爵(だんしゃく)という男が、姫を連れ去ったらしいが……」

 その名を聞くと、侍女は急に顔をこわばらせた。

「まあ、なんてことをおっしゃるのです! ガリック男爵(だんしゃく)様のせいではありませんわ!」

「……なんだと?」

「男爵(だんしゃく)様は、ごりっぱな方です。とても上品で、感じがよくて、おやさしくて……」

 侍女は、うっとりして手を組み合わせた。

 ソードナイトとブレイドナイトは、すばやくメタナイトを見た。

 メタナイトは、部下たちに手ぶりで「だまっていろ」と合図をした。

 侍女(じじょ)は気づかず、うかれたような声で続けた。

「男爵(だんしゃく)様は、わたくしの目をさましてくださったんですよ!」

「……どういうことだ」

「わたくし、邪悪(じゃあく)な心をもつ妹と、きっぱり縁(えん)を切ったんですの」

 侍女(じじょ)の顔つきが、急に変わった。

 やさしかった顔が赤くそまり、目つきがけわしくなった。意地の悪そうな笑みを浮かべて、侍女(じじょ)は続けた。

「妹は、この王宮(おうきゅう)で侍女(じじょ)見習いとして働いていました。わたくしの手伝いをするふりをしながら、実は、わたくしをけおとすチャンスをねらってたんですわ!」

「……」


「わたくしをふみ台にして、姫様の正式な侍女の座をうばう気だったんです! なんて、ずるい子でしょう! わたくしったら、何も気づかずに妹をかわいがっていました。でも、男爵(だんしゃく)様がわたくしに教えてくださったんです。妹の本当の姿を!」

「……」

 メタナイトは無言で、侍女(じじょ)を見つめている。仮面の奥にかくされた目が、するどく光った。

 ソードナイトもブレイドナイトも、つらそうにうなだれていた。二人も、かつて、この侍女(じじょ)と同じように男爵(だんしゃく)にあやつられ、メタナイトに対するにくしみをつのらせたのだった。

 侍女(じじょ)は、興奮(こうふん)して続けた。

「わたくし、妹にきっぱり言いました! あんたなんか、もう二度と会いたくない、ぜっこうだって! 侍女(じじょ)見習いをやめさせ、王宮(おうきゅう)から追い出してやりました!」

「しっかりしたまえ!」

 いきなり、メタナイトが声をあららげた。

 侍女(じじょ)は、びっくりして身をすくめた。メタナイトは、声をおちつけて続けた。

「君の妹は、本当にそんな邪悪(じゃあく)な性格なのか? 思い出すんだ、妹と仲良くしていた日々を」

「仲良く……なんて……それは、わたくしが妹にだまされていただけで……」

「よく思い出したまえ」

 メタナイトの重々しい声を聞くと、侍女(じじょ)はとまどったように、手を胸に当てた。

「妹とわたくしは……こどものころから……仲良しで……でも……あれは……妹がわたくしを利用するために……ウソを……」

 侍女(じじょ)は、力なくうなだれてしまった。

「いいえ、ちがうわ。あの子は、ウソなんか言わない。だれより正直で、やさしい子だもの……」

「……」

「どうしたんでしょう? わたくし、どうして妹のことをうたがったり……変だわ……なぜ、ぜっこうだなんて言ってしまったんでしょう!」

 侍女(じじょ)は息をのみ、混乱したように頭をおさえた。

 メタナイトは言った。

「どうやら、君もやつのワナにかけられたようだな」

「ワナ……?」

「ガリックは人の心をあやつる。親しい人たちの仲を引きさき、にくしみを植えつけるのだ」

「……そんな……!」

 侍女(じじょ)は青ざめた。

「何のために、そんなことを?」

「理由などない。人々がにくみ合い、やさしい心を失っていくのを見て、大笑いしているだけだ。それが、やつの楽しみなのさ」

 メタナイトの声は静かだったが、その底に、はげしい怒りがこめられていた。

「王女も同じワナにかかったのだ。それで、王をにくみ、ケーキをにくむようになった」

「なんということでしょう! おかわいそうな姫様!」

 侍女(じじょ)は、信じられないというように、目を見開いた。

「人の心をあやつるなんて、なんておそろしい……男爵(だんしゃく)は、いったい、どうやってわたくしや姫様の心を……」

「何か覚えていないか? 君の心ににくしみを吹きこんだとき、男爵(だんしゃく)は何をした? どんな言葉を口にした?」

「……」

 侍女(じじょ)は考えこんだが、あきらめたように首を振った。

「思い出せません。考えようとすると、頭の中がモヤモヤして……」

「同じです、俺たちの時と」

 ブレイドナイトが、メタナイトにささやいた。

「思い出そうとすると、頭にもやがかかったように、ぼんやりしてしまうのです」

 メタナイトはうなずいた。

「ガリック男爵(だんしゃく)は、人の心をあやつるばかりか、その記憶さえもうばうのだ。手ごわい敵だ」

 侍女(じじょ)は、両手を組み合わせて、いのるようにメタナイトを見た。

「メタナイト様、どうか、マローナ姫様を助けてください!」

「ああ、必ず」

 メタナイトはうなずいた。

「マローナ姫があらわれそうな場所に、心当たりはないか? 姫が好きだった場所とか、思い出の場所とか」

「そうですわね。姫様がいちばんお好きだったケーキ屋さんなら、王宮(おうきゅう)の東の、バニラ通りにありますけど……」

「何か手がかりがつかめるかもしれない。そこに行ってみる」

「はい!」

 うなずいた二人の部下に、メタナイトは言った。

「おまえたちは来なくていい」

「え? しかし、メタナイト様……」

「ここは、私一人で十分だ。おまえたちは引きつづき情報を集めろ。あらたな知らせが入ったら、すばやく現場に向かえ」

「……はい!」

 二人は、決意をみなぎらせて、うなずいた。

 メタナイトがマントをひるがえそうとすると、侍女(じじょ)が、おずおずと言った。

「あのう……メタナイト様。ひとつ、お願いが……」

「なんだ」

「ご友人……じゃなくてつみ荷のお二人を、どうにかしていただけませんか? このままでは、王宮(おうきゅう)じゅうの食べ物が、食べつくされてしまいます」

 侍女(じじょ)の心配は、もっともだった。

 カービィとデデデ大王にとって、この星はまさにパラダイス。メタナイトたちの会話などそっちのけで、王立ケーキ工場から運ばれてくるケーキやおかしを、かたっぱしから食べまくっている。

「もっともっと〜! 次はエクレアとチョコレートケーキが食べたーい!」

「オレ様はシュークリームおかわりだ! こんな小さなお皿じゃ、もの足りんわい。バケツで持ってこい、特大バケツで!」

「君たち! いいかげんにしたまえ!」

 メタナイトは二人をどなりつけた。

「姫の救出に協力しないなら、今すぐ帰りたまえ! わがハルバードで、プププランドまで送り返してやるぞ!」

「ま、まって、メタナイト。ぼくら、マローナ姫のことを考えてたんだよ!」

「そうだ。犯人の行動を推理(すいり)するために、ケーキの味を調査していたんだ!」


「……意味がわからん。とにかく、いっしょに来たまえ!」

 この二人を連れて行くより、一人で調査を進めたほうがよほど楽なのだが、ほうっておいたらますます王宮(おうきゅう)にめいわくをかけてしまう。

 メタナイトは、まだケーキにみれんたらたらのカービィとデデデ大王の手をつかんで、テーブルから引きはがした。

     

マローナ姫が意外な行動に!? メタナイトたちは、マローナ姫とガリック男爵(だんしゃく)を止めることができるのか……?
次回「二人との再会」をおたのしみに! (1月13日公開予定)

 


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