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かっこよさが、クセになる!【大量ためし読み】『怪盗ファンタジスタ』先行連載 第4回



「――待たせたね。はじめようか、胸おどるSHOW TIME(ショータイム)を」


織戸恭也、15歳。 ある日「師匠」に呼びだされ「2代目怪盗ファンタジスタ」を受け継ぐことに!?

「おまえには翼がある。どこまでも、飛んでいけ――」

そしてはじまる、恭也の胸のすくような大冒険。 怪盗レッドシリーズの秋木真さんが贈る、痛快無比な怪盗ストーリーです。
このかっこよさは、クセになる!
6月14日発売のつばさ発の単行本『怪盗ファンタジスタ』を、どこよりも先にためし読みできます。
あなたもぜひ、この風に乗ってね!(毎週火曜日、全4回)

【このお話は…】
「子猫ちゃん」をねらう追っ手は、恭也の屋敷にまでおしかけてきた。
マサキとともに撃退してみせた恭也に、彼女はやっと心をひらく。
彼女が胸にだいて、必死に守ろうとしていたもの。
それはいったい…?

一方、その謎を追う、もう1人の人物が。
彼の名は「ホームズ」。だれも止めることのできない「怪盗ファンタジスタ」を唯一止めたことのある男…。



※これまでのお話はコチラから



11 ファーディナンドの遣した謎?

おれは応接間で、サラとむかい合って座った。
間にあるテーブルには、サラに画面をむけてノートパソコンを広げてある。
ノートパソコンの画面に映っているのは、さっきのチンピラたちの襲撃と撃退風景、それに黒ずくめの男たちが逃げ帰るところだ。
「これが、さっきおこったことさ」
「外でこんなにさわぎになっていたのに、眠っていたなんて……失態だわ」
動画を見終わったサラが、天井を見あげる。
「しかたがないさ。それだけ体力的にも精神的にもつかれ果てていたってことだろう」
「であったとしても、よ。こんな失敗、状況がちがったら、あたしは無事じゃなかったわ」
「それは運がよかったと喜べばいい」
「そう思うしかないわね……」
サラはため息をつきつつ、頭をふる。
「それにしても、この人数をかんたんに撃退するなんて……あなた本当に何者なの?」
サラは気持ちを切り替えたのか、冷静な目でおれを見る。
「それは、いま問いただすことじゃないだろう。先に話しあうべきは、きみの今後さ」
「うっ……」
サラは、たしかにという顔になる。
裏で活動している者にしては、表情によく出るタイプだ。根が素直なのだろう。
「これからも、きみは狙われる。これだけの相手にね。このチンピラどもに合わせるように、腕の立つ男が4人ほど、屋敷に侵入しようとしてきた。そちらの一党も、きみをあきらめはしないだろうな」
おれは、ノートパソコンの画面を指す。
そこには、統制のとれた、黒ずくめの男たちが映っている。
「少し考えさせて」
「ああ、かまわないよ」
サラはその場で目をつぶって、動きを止める。
いまの状況を、整理しているのだろう。
おれが紅茶を飲みながら、ゆっくりと待っていると、5分ほど経ったところで、サラが目を開けた。
「……はあぁ。どうにもならないわね」
サラがため息をつく。
サラにとって、今日は大量の情報が入ってきた日だ。
それを整理し、判断する時間として、たった数分とは。
「冷静な状況判断をしてくれたようで、うれしいよ」
まず、このままではどうにもならないことをサラが理解しなければ、おれも話を進められない。
「それで、どうするつもりなの。恭也……でいいのよね、あなたの名前?」
サラが、率直にきいてくる。
うしろで、マサキがなにか言いたげな反応をするが、おれは視線で制する。
どうせ、「主様を呼び捨てにするとは!」とか、そういうのだろうからね。
「ああ、恭也だ。織戸恭也。こちらも、サラと呼ばせてもらうよ」
「かまわないわ。子猫ちゃん、なんて歯がうくような呼び名よりはね」
サラは肩をすくめる。
腹をくくったのか、少し余裕が出てきたようだ。
「気に入ってもらえなくて残念だよ。――さて、サラ。これからどうするか、この件におれはどう関わるか。考えていたところなんだが……1つ思いついたことがある」
おれは、左手の人差し指を立てる。
「なに?」
「きみとおれで、アタッシェケースの謎を解く」
サラは、眉根を寄せる。
「本気? そもそも、謎があるかどうかもわからないでしょ。このアタッシェケースの中身は、あたしも知らないのよ」
運び屋は、品物の詮索はしないものだからな。
だが。
「開けてみればわかるさ。ただ、きみにその気がなければ、おれはここで、この件からはおりる」
「……それって、あたしには選択肢がないと思うんだけど。まあいいわ。乗るわよ、その話。そのかわり、拍子ぬけするような中身でも、怒らないでよね」
サラはあっさりと了承する。
こういう話の展開は、予想していたのかもしれない。
だとしたら、やはり彼女は優秀だ。
「きみが中を確認しても、文句を言ってくる相手は、すでにこの世にはいない。それに、おれの勘が告げているんだよ、そのアタッシェケースの中身は、おもしろいものだ――とね」
おれは、アタッシェケースを指さす。
「あなたの勘があたればいいけど」
サラはそう言って、アタッシェケースをテーブルの上におく。
横幅70センチはある、大きめなアタッシェケースだ。
「アタッシェケースの鍵は、ナンバー式か」
「そう。鍵のナンバーは、あたしのここにしか入ってない……って話だったけど。いざとなればどんなふうにだって開けられたでしょうね」
サラが、自分の眉間をコツコツと指しながら、言った。
そのとおり。ケースを強引にこじ開ける方法なら、いくらでもある。
だが、それで中身に影響があるかもしれない。
だからこそ、アタッシェケースをサラごと掠いたがったんだろう。
サラは、アタッシェケースの上部についた、ナンバー入力式のキーに、6桁の数字を入力していく。
  カチャリ
アタッシェケースの鍵が開く音がする。
「開けるわよ」
サラが、アタッシェケースを開く。
アタッシェケース内側の中央に、封蝋を押された封筒が、テープで張りつけてあった。
「やけにかるいとは思っていたけど、これだけ?」
サラは怪訝な顔で、アタッシェケースの中を見ている。
サラが封筒をはがし、手に取ってみるが、ただの茶色の封筒だ。
さて。その中になにが入っているのか……。
サラが、封筒から取りだしたものを見て、混乱した表情をする。
「写真……?」
封筒の内側を覗いても、ほかにはなにもない。
サラはアタッシェケースの中を、もう一度念入りに探していたが、それ以外のものはなにも出てこない。
「どうなってるのよ、もう……」
意味がわからない、とサラは首を横にふる。
命懸けで運んできたものが、写真1枚だとわかって、複雑な気持ちになるのはわかる。
おれは、サラがテーブルの上においた写真を見てみる。
写っているのは、よく手入れされた庭園のような場所だ。
人物はだれも写っていない。
プリントされてから時間が経っているのか、紙がわずかに黄ばんでいる。
しかし、カラー写真ではあるし、せいぜい撮ってから10年ていどだろうか。
このたった1枚の写真に、チンピラの集団や怪しい黒ずくめのやつらを動かすほどの、価値がある……?
「イザク・ファーディナンド。なかなか、おもしろい謎を遺してくれたようだ」
おれは、口角をあげて笑った。



Interlude その名は「名探偵」

ロンドン市街中心部の、とあるオープンカフェ。
僕――リック・ホームズは、そのテラス席で、紅茶を飲んでいた。
午前10時過ぎということもあって、テラスから見える通りには、それなりの人通りがあった。
僕は街の様子をながめながら、ゆっくりと紅茶を味わう。
すると――。
「ホームズ! 待たせたか」
あたりに大きな声が、響きわたった。
スーツすがたの40代の大柄な男性が、僕にむかって歩いてくる。
テラス席にいたほかのお客さんも、通りをゆく人までが、こちらを見ている。
「……ハリソン警部。大声で呼ぶのはかんべんしてください。ここロンドンでは、少しばかり目立つ名前なんですから」
僕は苦笑いして、やってきた男性、ハリソン警部をたしなめる。
彼はスコットランドヤード――ロンドン警視庁に属していて、僕とはいくつかの事件で縁があり、ここ数カ月の付き合いだ。
「すまんすまん。しかし、いくら創作上の人物とはいえ、あの名探偵と同じ名前なのだから、いやがることではないだろう?」
「探偵をしていなければ、そう思えますけどね。僕が探偵だと名乗ると、即座に『あのホームズと関係があるのか?』ときかれるのですよ。まったく関係ない、本名だというのに」
ただ、ファミリーネームが偶然同じというだけなのだ。
「それで警部、今日は僕になんのご用ですか? また事件でも?」
僕はいままで、警察にいくつもの事件解決の協力をしてきている。
ハリソン警部とも、そんなときに出会った仲であり、事件について、僕を頼ってくることがある。
僕としても、難事件の解決を依頼されるのは、望むところだ。
だが、今日のハリソン警部の用事はちがうらしい。
首を横にふると、神妙な顔になって言う。
「そうではないんだ。つい先日、パリに怪盗ファンタジスタが出ただろう」
「ええ。捜査協力の申し出は、受けてもらえませんでしたが」
つい1週間前の話だ。
パリのルーブル美術館に怪盗ファンタジスタが予告状を出し、歴史的価値のあるブローチを盗んでいった事件。
「リック君の名前は、かの国では、そこまで知られていないからな。警察組織のプライドというのもあるだろう。結果、まんまと盗まれてしまっては意味がないが」
「僕がいたところで、結果は同じだったかもしれませんよ」
「そんなことはないだろう。……きみはいままで、怪盗ファンタジスタとは互角の戦いを演じているじゃないか。対戦成績で言えば、五分五分といったところだろう?」
ハリソン警部は大柄な体をかがめ、少し声をひそめて言う。
僕を気づかってくれたのだろう。
怪盗ファンタジスタは、巷でも人気がある存在だ。
そんな話をしていて、まわりにきき耳をたてられていたら、妙な注目を浴びかねない。
「警部。事件を、対戦成績になぞらえるべきではないですよ。彼が逃げるか、僕が捕まえるか。その二択しかありません。そして僕はまだ、彼を捕まえることができていない。現時点では、負けています」
「リック君は、あいかわらず真面目だな。しかし、それがきみのいいところなのだろう。ところで、この間のパリの盗みについて、きみの考えがききたいのだが。むこうの警察は、まだなにもつかめていないらしい」
「なるほど。パリの警察から、なにかきかれましたか?」
僕は、ハリソン警部の今日の用件について察しがつく。
「あくまでも、個人的な話としてだがね。むこうの警察にも知り合いがいるんだ」
「パリでのファンタジスタの盗みの方法は、とてもシンプルです。予告したより前に、すでにターゲットを盗んであったんですよ」
「なに? しかし、予告された時間にファンタジスタが現れ、ブローチはすりかえられたときいているが」
ハリソン警部は、首をかしげる。
「ええ。そこが彼のうまいところです。すがたを現すことで、あの予告時間に盗みが行われたかのように錯覚させたんです。本当は、もっと前にすりかえは終わっていました。つまり、予告時間に展示されていたのは、偽物だったんです」
「なら、ファンタジスタはなんのために、そんなことを?」
「もし、彼が予告時間に現れなかったら、予告時間前に盗んだことがあきらかになってしまいます。しかし彼が予告時間にすがたを現せば、犯行時刻をごまかすことができ、捜査は一段と困難になる」
「そういうことか……。あいかわらず、やっかいな手をつかってくるな」
ハリソン警部が、顔をしかめる。
「わざわざ、警察が集まっている前に、すがたをさらすなんて危険な真似を、ただ錯覚させるためだけに行うとは、なかなか思いつきませんからね」
だが、それこそが怪盗ファンタジスタらしいやりかただ。
「しかし、これで捜査も進展するだろう。助かった」
「いいえ。結局、ブローチはやつに盗まれてしまったわけですから」
取りもどす機会があればいいが。
次にファンタジスタとあいまみえるのはいつか、わからないのが、もどかしい。
「リック君は、これから予定はあるのか?」
ハリソン警部は、今日の用件がすんだからか、少しゆったりとした様子になってきいてくる。
「しばらく、ロンドンを離れようと思っています」
「依頼かね?」
「いいえ。少し気がかりなことがありまして」
「リック君がそこまで言うような大事件が、最近あっただろうか」
ハリソン警部が、思いをめぐらすような顔をしている。
「これは、独自の情報網で手に入れた話ですが――資産家のイザク・ファーディナンド氏が、亡くなったそうなのです」
「なんだと! まさか、殺人か!?」
ハリソン警部が、腰をうかせかけたので、僕は手で座るようにしめす。
テラスのまわりにいた人が、ふりかえったが、すぐに腰を下ろしたハリソン警部を見て、視線が離れていく。
「いいえ。ファーディナンド氏は長年、病気を患っていたそうで。病死のようです。まだ公表せずに情報が伏せられているので、警部もそのつもりで」
「わかった。しかし、殺人ではないとしたら、きみはなにが気がかりなんだ?」
ハリソン警部がふしぎそうにたずねる。
「どうも、きな臭い、気になる動きがあるんです。少し調べてみようかと思いまして」
その情報を手に入れたのも、昨日のことだ。
ちょうどいまは、ほかに捜査依頼も入っていない。
調べるためにでむくには、ちょうどいい。
「そうか。手伝えることがあればいいが、国外となると、できることもかぎられてしまうな」
「だいじょうぶですよ。いままでも、1人で事件にむかうことが多かったんですから」
僕はそう言って笑う。
探偵とは、基本的に1人で動くものだ。
警察と連携できればいいが、いつもそうとはかぎらない。
「そうか。くれぐれも気をつけてくれ」
「ありがとうございます。なにごともおこらなければ、すぐにロンドンにもどりますよ」
「そうなることを祈るよ。じゃあ、仕事があるから失礼する」
ハリソン警部は席から立ちあがると、カフェから去っていく。
僕も紅茶を飲みほすと、会計をすませて席を立つ。
ハリソン警部には話さなかった、もう1つの情報について考える。
「彼が……怪盗ファンタジスタが、イザク氏の件に関わっている……か。この情報が真実かどうか。自分の目で、たしかめてくるとしようか」


12 庭園には宝が眠っている?

アタッシェケースから出てきた、1枚の写真を、おれはじっくりとながめる。
よく見かけるプリントサイズだ。
「ここに写っているのがいったいどこなのか、サラは知っている?」
写真に収められた庭園は、きれいにととのえられた見事なものだが、有名な庭園には、合致するものがなかった。
「いいえ、まったく。そんな写真1枚を運んでるなんてことも知らなかったし」
サラは首を横にふる。
「どこかの庭園……しかも、10年かそれ以上前か」
おれは写真を裏返し、「ほうぅ」と呟く。
「裏に、おもしろいことが書いてあるね。――『ここには宝が眠っている』だそうだ」
万年筆で書かれたものだろうか、文字もかすれているから、写真をプリントしたときに書かれたものと考えてよさそうだ。
「宝? なんなの、それは」
「思いつくのは、ここにイザク・ファーディナンドの遺産が眠っている、かな」
おれは、写真をテーブルの上にもどして、言う。
「遺産?」
「かくし財宝とでもいったほうがいいかな。つまり、法的にのがれるためにかくされた財宝があって、その手がかりが、この写真の場所という想像さ」
「それが本当だとして……あいつらは、そのかくし財宝のために、アタッシェケースを狙ってきたってこと?」
あいつらとは、チンピラどもや、黒ずくめの男たちのことだろう。
「かもしれない。襲ってきたやつらが、ケースの中身を知っていたかどうかは、わからないけどね。やつらに指示を出した人間は、知っていた可能性は高いと思うよ」
「でも……ケースの届け先はおじい様……イザク様のところだったのよ? おじい様のかくし財宝の場所なら、どうして本人のところに届ける必要があるの?」
サラがいぶかしそうに、きく。
「サラ、1つきみに質問だが、依頼主はイザク翁だと言っても、イザク翁から直接アタッシェケースをわたされたわけではないだろう?」
「もちろんよ。連絡がきて、ドイツのある場所にかくされていたアタッシェケースを確保して、それを届けるという依頼だったのよ」
「なるほどね。しかし、わからないな。なぜ、その写真を、わざわざケースに入れてかくしてあったのか。なぜケースの存在が知られて、サラが襲われることになったのか……可能性としては、『かくし場所を示す物証を運び屋に持たせた』という情報を、イザク翁がだれかに話したのか……それともどこからか、漏れたのか。もしかしたら、この写真自体には意味がなく、かくし財宝を狙う人間をあぶりだすために、仕組まれたものだったのかもしれない」
「そうだとすれば、あたしは利用されたってわけね」
サラはため息をついて、少しうつむく。
「それが真実なら、そうなるね。ショックかい?」
おれがたずねると、サラはすぐに顔をあげた。
「いいえ。いままで、さんざん助けてもらったもの。あたしが運び屋をして生きていけているのは、すべておじい様のおかげ。最期に利用されたとしても、ショックなんて受けないわ」
迷いのない顔で言い切る。
からっとした様子からも、本心だろう、とおれは判断する。
「さて。しかし問題は、この謎の手がかりが、少なすぎることだ。古い写真1枚となると、さすがに場所の特定がむずかしい」
「それでも謎を解くつもりなの? 恭也自身が、いま言ったじゃない。写真自体には意味がないかもしれないって」
サラは驚いた顔になって、おれを見る。
「それは、可能性の話さ。おれは、こいつには解くべき謎がかくれてると思っている。それに、さっき誓っただろう? きみとおれで、アタッシェケースの謎を解くって」
おれのウインクに、サラは顔色も変えずに反論する。
「でも、まちがいなく、やっかいごとに巻きこまれるわよ。イザク・ファーディナンドの遺産だなんて」
「さっきも言ったけれど、遺産があるかどうかもふくめて、謎だよ。おもしろいじゃないか。それに財宝があるっていうのなら、歓迎だ。――人様の財宝をいただくのが、おれの仕事だからね」
おれはそう言って、ニヤリと笑う。
世界的な大富豪、イザク・ファーディナンド。彼の遺したものなら、怪盗ファンタジスタが狙うにふさわしい獲物と言えるだろう。
「仕事……? たしかにあなたたちが、真っ当な仕事をしてるとは思ってなかったけれど、泥棒かなにかなの?」
サラがきいてくる。
なかなか、察しがいいね。
だが、いまはまだ正体を明かすときじゃない。
「さて。なんだろうね」
おれは、はぐらかす。
「まあいいわ。だれにでも、探られたくないことはあるもの。それで、ここからはどう調べるつもり?」
サラは写真を手に取り、あらためて見つめている。
写真から、すぐに手がかりを得るのはむずかしいだろう。
なら、まわりから情報を埋めていくべきか。
「おれたちには、情報が少なすぎる。まずはイザク翁について調べてみるとしようか」




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