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秘密結社ヤルミナティーの世界の1%しか知らないオカルト事典 第5回「翼の生えたネネコ かわいい?それとも怖い?」


都市伝説から陰謀論まで。人気オカルトYouTubeアニメ「秘密結社ヤルミナティー」の3人組が、知られざる世界の謎にせまる!
第5回は、現在も世界各地に残る「ネコ」の逸話。

翼の生えたネネコ かわいい?それとも怖い?

 世界各地に翼の生えたネコの逸話が残っていて、それは現在も続いている。
おおむね、皮膚が変化して翼のように見えるだけなんだけど、とらえ方は国や地域によって異なるものだ。



日本で逃走した記録もある

翼の生えたネコ、「翼猫」の目撃例は各地にある。特に中国では「天使猫」と呼ばれ、吉兆を呼ぶ存在としてかわいがられている。縁起がいい存在なので、人々が忌避することもなく、翼をもてあそぶ人と猫の他愛もない動画も見られる。
先に種明かしすると、これらは皮膚の病気、毛皮や軟骨の変形、腫瘍など、医学的に説明がつくことが多い。痛いのはかわいそうだが、生命にかかわらない良性のものもある。
だが、人間の受け止め方はさまざまだ。中国のように愛される存在ならば、ネコも不幸になることは少ないが、逆の場合もある。ロシアで発見されたときは、迷信深い人たちが、「悪魔の使い」と考えてしまい、袋詰めにされて池に捨てられ、死んでしまった。
日本でも、けっこうしっかりした記録がある。1876年にイギリスの興行師が、この翼猫を見世物として携え、来日したと『東京日日新聞』に残っている。ただし、このネコ、東京新宿で見世物になっていたのだが、あるとき、逃げ出してしまう。見つかったという記録もないので、日本で生涯を閉じたのかもしれない。
まあ、この例からもわかるように、翼猫はサーカスなどの見世物小屋で珍重された存在だったようだ。このため、19世紀後半のイギリスでは、普通のネコに翼を縫い付けるというかわいそうな事例もある。ネコからすれば、怖いのは人間のほうだろう(※)。

豆知識
※1867年のインドでは、「空飛ぶネコ」が射殺されたという記録がある。飛んでいたのであるなら、コウモリの類だろうと考えられている。

 

書籍情報

俺たちは操られているかも知れない!? この本だけのオリジナル怪異も収録
YouTubeで人気のオカルトアニメチャンネル「秘密結社ヤルミナティー」初の書籍化!
キリン、ブタのタブー、後輩のハックの3人組が、都市伝説、陰謀論、モンスター、危険スポットなど、身の周りから古今東西にいたるまで、闇の世界の謎とその真相に迫る。
オリジナル怪異も収録し、刺激的でこわ~い話が盛りだくさん!

もくじ
1章 世界の1%しか知らない!? 都市伝説
2章 本当にあった! 実話だったこわい話
3章 こいつに会ったら最後… 最恐モンスター
4章 闇に葬られし真実… 意味がわかるとこわい話
5章 背筋が凍る ヤルミナオリジナル怪異

 


著 秘密結社ヤルミナティー 監修 Plott

定価
1,430円(本体1,300円+税)
発売日
サイズ
A5判
ISBN
9784046053480

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「秘密結社ヤルミナティー」とは

チャンネル登録者180万人の考察系YouTuberキリンとPlottにより共同制作されたオカルト系YouTuberアニメ。
2020年2月にリリースされ、現在登録者数は約50万人を突破。
『秘密結社ヤルミナティー』は、世界征服のために色々な情報を集めているキリン、ブタのタブー、後輩のハックと一緒にYouTubeにて活動記録を配信中♪
ぜひチェックしてみてくださいね☆



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