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「これから大人になる君たちへ」未来へ歩み出すための8つのミッション その4


法律改正で成人年齢が「18歳」に! だからみなさんは、お父さんお母さんより2年も早く“大人への準備”をしなければなりません。この本は、これから大人になっていくみなさんに知ってほしい「世の中の大切なこと」満載の一冊!
特別ためし第5回は、未来へ歩み出すための8つのミッション、その4。

未来へ歩み出すための8つのミッション

「もうすぐ大人」と言われても、どのような心の準備をすればいいのかわからないもの。でも、急ぐ必要はありません。まずは、ここで紹介する小さなアクション(行動)からはじめてみましょう!

その4
インターネットの情報をうのみにせず、いろいろな情報を見てみよう

あなたが目にする情報の中には、間違った情報、かたよった情報も少なくありません。インターネットの情報をうのみにせず、新聞や雑誌、本などのいろいろな情報にふれて、何が正しいかを考える習慣をつけましょう。

情報を読み解く力で時代の変化をとらえよう

情報をとらえて読み解く力があれば、「次に何が起こるか」がわかってきます。世の中の変化を恐れず、うまく対応していけるでしょう。



情報に目を向けていれば変化への準備ができる
 新型コロナウイルスは世界に混乱を与えました。とはいえ、人間と感染症の闘いは大昔から続いていて、そのたびに社会は変化しています。ウイルスに限らず、この世にはいつも何かしら事件が起きているのです。
常に情報に目を向け、時代を読んでいれば、たいていのことは「想定内」になり、変化が起きてもあわてず対応できます。なかでもニュースは時代を知るための「窓」のようなもの。刻々と移り変わる風景を見て、新しい展開に備えましょう。
 ニュースなどの情報は、漫然と「見る」のではなく、批判的な目で見たり、ほかの情報と見比べたりして「読み解く」ことが大切です。この「読解力」が、変化の多い社会を生きるうえで必要な力なのです。
読解力は生活に必要な力
 読解力と聞くと、国語の教科で必要な力だと考える人がいますが、じつはもっと生活全般に関わる力です。
 たとえば携帯電話やクレジットカードの契約をするときは、書面の内容や店員の話をしっかり読み解かないと、損をするかもしれません。
 人とのやりとりでも、相手の考えを正しく読み解かないと誤解が生じます。「すごいね」と言われたとき、相手が本当に感心しているのか、とりあえずおせじを言っているのかは、そこに至るまでの会話の流れや相手の表情などから判断します。
 ふだんから読解力を鍛え、情報を使いこなすことで、未来を見極めながら行動することができるのです。

 

書籍情報


「18歳成人時代」到来。大人になるまでに知りたい世の中の常識が満載!
法律改正により、2022年4月で成人年齢が「18歳」に。「成年」の定義が変わるのは実に約140年ぶりのことで、これによって18歳から、たとえば「親の同意なく契約を結ぶ」「パスポートを取得する」「不動産を契約する」といったことも可能になります。
でも、成人年齢が引き下げられることは「大人になるまでの猶予期間」が短くなるということであり、みなさんは現実として、今までより2年も早く“大人になる準備”をしなくてはなりません。
この本は、そうしたことを背景に、これから大人になっていくみなさんが「世の中を渡っていくために最低限知っておくべきこと」を伝えるべく、未来を生き抜くためのヒントを図版満載でわかりやすく展開していきます。
「大人になるの、面白そう」と、“期待と楽しみ”が湧いてくる一冊です!


監修:池上 彰

定価
1,650円(本体1,500円+税)
発売日
サイズ
B5変形判
ISBN
9784046055347

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