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「これから大人になる君たちへ」未来へ歩み出すための8つのミッション その3


法律改正で成人年齢が「18歳」に! だからみなさんは、お父さんお母さんより2年も早く“大人への準備”をしなければなりません。この本は、これから大人になっていくみなさんに知ってほしい「世の中の大切なこと」満載の一冊!
特別ためし第4回は、未来へ歩み出すための8つのミッション、その3。

未来へ歩み出すための8つのミッション

「もうすぐ大人」と言われても、どのような心の準備をすればいいのかわからないもの。でも、急ぐ必要はありません。まずは、ここで紹介する小さなアクション(行動)からはじめてみましょう!

その3
友達や家族とは違う「ナナメ」の関係をたくさん持とう

自分の世界を広げていくには、考えや価値観が違う人との関わりが大切。親や先生などとの「タテ」の関係、友達などとの「ヨコ」の関係だけでなく、アルバイト先の先輩や近所の人など、「ナナメ」の関係も築いてみましょう。

幸福かどうかを決めるのは自分の「心」

幸福か不幸かは、お金の有無や職業、暮らしぶりなどで決まるわけではありません。あなたの「心」次第なのです。



世界幸福度ランキング

どんなときに幸福を感じる?
 日ごろ「幸せってなんだろう?」と考えることはあまりないかもしれません。幸せとは、「将来の夢」とは違って、誰もが求める「人生の目標」のようなものです。
 幸せのかたちは人それぞれですが、「幸せ」だと感じる要因にはどのようなものがあるでしょうか?
 1つ目は、「自己実現」です。自分が持っている能力を十分に発揮できる場所を見つけ、そこでやりたいことができる、という意味です。
 2つ目は「自分以外の誰か」とのつながりです。家族や友達、恋人など、一緒にいるだけで心地よいという関係があれば幸せを感じるでしょう。
 他人から認められるというのも、喜びにつながります。社会の中で自分の能力が発揮できる仕事をして、それを社会から評価されれば、すばらしいことです。
 大切なのは、幸福かどうかを決めるのは、お金の有無や職業、暮らしぶりなどではなく、あなた自身の「心」だということです。
日本の幸福度は世界で何番目?
 毎年3月20日の「世界幸福デー」に国連(国際連合)が発表している世界幸福度ランキングを見てみましょう。2021(令和3)年の日本は、世界約150の国・地域の中で第56位。G7(先進7か国)の中では最下位です。
 ランキングで日本は、上位の国に比べて「人生の選択の自由度」と「他者への寛容さ」が低いことがわかっています。これは裏を返せば、日本の社会にこの2つが求められているということ。自分だけではなく、まわりの人も幸せだと感じる社会づくりをあなたも意識してみてください。

 

書籍情報


「18歳成人時代」到来。大人になるまでに知りたい世の中の常識が満載!
法律改正により、2022年4月で成人年齢が「18歳」に。「成年」の定義が変わるのは実に約140年ぶりのことで、これによって18歳から、たとえば「親の同意なく契約を結ぶ」「パスポートを取得する」「不動産を契約する」といったことも可能になります。
でも、成人年齢が引き下げられることは「大人になるまでの猶予期間」が短くなるということであり、みなさんは現実として、今までより2年も早く“大人になる準備”をしなくてはなりません。
この本は、そうしたことを背景に、これから大人になっていくみなさんが「世の中を渡っていくために最低限知っておくべきこと」を伝えるべく、未来を生き抜くためのヒントを図版満載でわかりやすく展開していきます。
「大人になるの、面白そう」と、“期待と楽しみ”が湧いてくる一冊です!


監修:池上 彰

定価
1,650円(本体1,500円+税)
発売日
サイズ
B5変形判
ISBN
9784046055347

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