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「これから大人になる君たちへ」未来へ歩み出すための8つのミッション その2


法律改正で成人年齢が「18歳」に! だからみなさんは、お父さんお母さんより2年も早く“大人への準備”をしなければなりません。この本は、これから大人になっていくみなさんに知ってほしい「世の中の大切なこと」満載の一冊!
特別ためし第3回は、未来へ歩み出すための8つのミッション、その2。

未来へ歩み出すための8つのミッション

「もうすぐ大人」と言われても、どのような心の準備をすればいいのかわからないもの。でも、急ぐ必要はありません。まずは、ここで紹介する小さなアクション(行動)からはじめてみましょう!

その2
やりたいことを、とにかくやり続けてみよう

大人に近づくにつれて、夢の実現が難しいと思うこともあるかもしれません。でも、やりたいことがあるなら、とことんやり続けてみましょう。そのものズバリの職業につけなくても、近い仕事ができるかもしれません。

なぜ働かなくてはならないの?

大人になったらやってみたい仕事はありますか?
「働くこと」は、社会の一員として生きていくために大切なことです。



働く理由はおもに2つある
 あなたはいずれ大人になり、働くことになります。でも、「なぜ働かなければならないのか?」と疑問に思う人も多いでしょう。私たちが働く理由は、おもに2つあります。
 1つ目は「生きていくため」です。大人になると、働いて給料(または報酬)というかたちでお金を得ます。そのお金で食べ物や服を買ったり、住む家の家賃などを支払ったりします。自分だけではありません。家族がいれば、家族が生活するためのお金を働いて得なければなりません。
 2つ目は「生きがいのため」です。働くことで自分自身を成長させ、自分の希望をかなえるのです。
 人間は社会の中で暮らしていて、1人では生きていけません。働くことでモノやサービスを生み出し、それを受け入れられた対価としてお金がもらえます。
 たとえ目の前に「ありがとう」と言ってくれる人がいなくても、働いて給料(報酬)がもらえるということは、あなたの仕事に感謝してくれている人がいる、ということです。
「自分以外の誰か」のために働こう
もちろん、お金をかせぐのは「自分のため」でもあるでしょう。でも、家族や社会など「自分以外の誰かのため」に、みんな一生懸命働いているのです。 
 あなたは社会に出て働くことで、責任ある「社会の一員」になります。
 他人に喜んでもらって自分の生活が成り立つ、そんな意味のある仕事を、ぜひ探してみてください。
 世の中には、詐欺や悪徳商法でもうけている悪い人もいます。でも、そういうことは警察に捕まりますし、そう長続きはしません。
長く続く仕事とは、人に喜ばれる仕事なのです。

 

書籍情報


「18歳成人時代」到来。大人になるまでに知りたい世の中の常識が満載!
法律改正により、2022年4月で成人年齢が「18歳」に。「成年」の定義が変わるのは実に約140年ぶりのことで、これによって18歳から、たとえば「親の同意なく契約を結ぶ」「パスポートを取得する」「不動産を契約する」といったことも可能になります。
でも、成人年齢が引き下げられることは「大人になるまでの猶予期間」が短くなるということであり、みなさんは現実として、今までより2年も早く“大人になる準備”をしなくてはなりません。
この本は、そうしたことを背景に、これから大人になっていくみなさんが「世の中を渡っていくために最低限知っておくべきこと」を伝えるべく、未来を生き抜くためのヒントを図版満載でわかりやすく展開していきます。
「大人になるの、面白そう」と、“期待と楽しみ”が湧いてくる一冊です!


監修:池上 彰

定価
1,650円(本体1,500円+税)
発売日
サイズ
B5変形判
ISBN
9784046055347

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