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誕生日の夜に自分の星座は見えない!?『天体のひみつがぜんぶわかる! すごすぎる夜空の図鑑』ためし読み


夜空のひみつは、地上の出来事とちがってすぐには誰の目にも見えません。とくに遠い宇宙の場合、星の本当の大きさや流れるスピードに、私たち自身が気づいていないことがあります。

そんなときは、ふしぎで美しい星たちの素顔に思いを寄せて、科学のめがねで空をのぞいてみましょう。星空を見上げるのが大好きな人、宇宙にどんなひみつが隠されているのか知りたいと思っている人など、夜空にワクワクするすべての人に向けて、天体のひみつと観察する楽しさをまとめたのが『すごすぎる夜空の図鑑』です。

連載第1回は、CHAPTER1「すごすぎる 夜空のはなし」の中から「誕生日の夜に自分の星座は見えない!?」を紹介します!

※本連載は『天体のひみつがぜんぶわかる! すごすぎる夜空の図鑑』から一部抜粋して構成された記事です。


誕生日の夜に自分の星座は見えない!?

 星占いを見るから、自分の誕生星座には愛着があるという人は多いですよね。でも誕生日の夜には、自分の星座を見ることはできません。

 その理由は意外とシンプル。誕生星座とは、太陽の見かけ上の通り道(黄道)にある12の星座のことで、誕生日に太陽がちょうどその星座の方向に位置していることを意味します。つまり、自分の星座は太陽と一緒に空にのぼり、太陽光に隠れているから見ることができません。さらに夜になると、誕生星座は太陽と一緒に地平線の下に沈んでしまうため、誕生日の夜に自分の星座を眺めることはできないのです。

 もし自分の星座をじっくり見たいなら、誕生日の3〜4か月前の夜がチャンスです。夜8時から10時ごろ、南の空高くに綺麗にのぼっているはずです。自分の誕生日の夜空に見えないのは少しさびしい気もしますが、数か月前から夜空を見上げて、誕生日を楽しみに待つのもよいかもしれません

現在と2000年前の太陽の位置と12星座の関係


外側の夜空は、地球から見える星座と太陽の位置を表します。季節によって太陽と重なる星座が移り変わっていくことがわかります。


歳差運動によって太陽が重なる星座は2000年前より約30度も西にズレました。占いのルールが作られたのは今から約2000年も前のため、当時は占いのカレンダーと実際の星空が一致していましたが、今はかに座の時期でも、実際の空では太陽はまだふたご座にいます。


  豆知識  

実は、誕生日の季節に自分の星座を見る方法があります。太陽観測衛星のコロナグラフという装置を使って太陽を隠せば、近くの暗い星も写せます。データはネットで常時公開されているので、誰でもリアルタイムで見られます。



夜空を見上げるワクワクを、もっと知ってほしい

星はどうしてあんなにきらきら光るのか、月はなぜ毎日少しずつ形を変えていくのか。はるか遠くの宇宙にはどんな景色が広がっていて、私たちとどうつながっているのか……。なかなかすぐには答えがわからない、ふしぎな謎ばかりですよね。

毎日いそがしい日々の中でも、ふと立ち止まって夜空を見上げ、果てしない宇宙のひみつにワクワクしている、そんな好奇心いっぱいのあなたに捧げるのが、この本です。あなた、そしてあなたの大切な人たちが、星空をもっと好きになってくれることを願っています。



【書籍情報】


著者: 藤井 大地

【定価】
1,595円(本体1,450円+税)
【発売日】
【サイズ】
四六判
【ISBN】
9784043300884

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