
都市伝説から陰謀論まで。人気オカルトYouTubeアニメ「秘密結社ヤルミナティー」の3人組が、知られざる世界の謎にせまる!
第1回は、図柄が未来を予言していたと言われるカードゲームの話。
図柄が未来を予言?イルミナティーカード
18世紀後半、ヨーロッパを席巻したのが、秘密結社イルミナティー。
そして、その組織拡大の様をカードゲーム化したものが、1982年に発売された。
そこには、未来が予言されているという。

フランス革命前夜にあった秘密結社
1776年、ドイツ南部のインゴルシュタット大学教授で哲学者、イエズス会修道士だったアダム・ヴァイスハウプトが創始した秘密結社イルミナティー(※)。啓蒙思想に強い影響を受けたこの団体は、自由と平等を急進的に求め、フリーメイソンなどに取り入ることで急速に勢力を拡張した。わずか数年の間にヨーロッパ知識人層に深く食い込んだが、イエズス会やローマ・カトリック教会などはこれを危険視。1785年には解散が命じられ、以後の活動は地下深くに潜って行うことになる。しかし、1789年にフランス革命が起こると、貴族らヨーロッパ保守層内では、「革命を扇動したのはイルミナティー」という陰謀論が飛び交った。
そして、この秘密結社の急激な組織拡大をテーマにしたカードゲームが「イルミナティー」だ。1982年にアメリカで発売されたそれは、互いのグループを奪い合い、結社の拡大を競うものだった。だが、あるときから妙な噂が流れはじめる。このカードに描かれた図柄や文章は、未来を予言していたのではないか……、というものだ。たとえば、あるカードの図柄は、ビルの中腹が破壊される図柄となっており、テーマは「テロリストの攻撃」。多くの人が2001年の同時多発テロを連想したのだ。
ところで、このカードゲームは今でも入手できる。気になるならば、自分の目で確かめてみればいい。
豆知識
※イルミナティーの前身はヴァイスハウプトが創始した「完全論者の教団」。その啓蒙的、共和的志向は、聖職者、貴族ら保守層には容認しがたかったのだ。
書籍情報
俺たちは操られているかも知れない!? この本だけのオリジナル怪異も収録
YouTubeで人気のオカルトアニメチャンネル「秘密結社ヤルミナティー」初の書籍化!
キリン、ブタのタブー、後輩のハックの3人組が、都市伝説、陰謀論、モンスター、危険スポットなど、身の周りから古今東西にいたるまで、闇の世界の謎とその真相に迫る。
オリジナル怪異も収録し、刺激的でこわ~い話が盛りだくさん!
もくじ
1章 世界の1%しか知らない!? 都市伝説
2章 本当にあった! 実話だったこわい話
3章 こいつに会ったら最後… 最恐モンスター
4章 闇に葬られし真実… 意味がわかるとこわい話
5章 背筋が凍る ヤルミナオリジナル怪異
著 秘密結社ヤルミナティー 監修 Plott
- 【定価】
- 1,430円(本体1,300円+税)
- 【発売日】
- 【サイズ】
- A5判
- 【ISBN】
- 9784046053480
「秘密結社ヤルミナティー」とは
チャンネル登録者180万人の考察系YouTuberキリンとPlottにより共同制作されたオカルト系YouTuberアニメ。
2020年2月にリリースされ、現在登録者数は約50万人を突破。
『秘密結社ヤルミナティー』は、世界征服のために色々な情報を集めているキリン、ブタのタブー、後輩のハックと一緒にYouTubeにて活動記録を配信中♪
ぜひチェックしてみてくださいね☆