おばあちゃんのごみ屋敷

中はどうなっているんだろう？ 住んでいる人はどんな人だろう？ 家村道生は興味の赴くままに、気になる家の扉をたたきます。最初は渋々だった家主たちも、道生のまっすぐな思いに心を許し、家の中を案内していきます。学校で周囲になじめないという道生だけでなく、家主たちにも様々な事情があるようで——。

まわりに理解されなくても “好きなこと”に注ぐ情熱は、誰かの心を動かす

目を輝かせながらお家見学をさせてもらった道生は、最後に自由研究として訪ねたお家の間取り図を完成させます。次はどんな人のどんなお家の扉をたたくのでしょう？ はたして道生は“理想の一軒家”を見つけられるのでしょうか？

▼書籍情報▼

【著者プロフィール】

佐久間薫（さくまかおる）
漫画家、書店員。著書に『猫ニャッ記』（文藝春秋）『そこらへんのおじさん物語』（青林工藝舎）『カバーいらないですよね』『本屋の堀ちゃん』（双葉社）などがある。