AIに話して、救われたことはありますか? あるいは、ちょっと頼りすぎてしまったことは――。
本作は、実際にAIと向き合う中で経験した「依存」と「気づき」をもとに生まれた物語です。
便利さのすぐ裏に、危うさも同居しているAI。私たちはAIとどんな距離で付き合えば良いのでしょうか。
正解のない問いを、登場人物たちの会話を通して、読者のみなさんと一緒に考えていきます。
連載第1回は、『第一夜』の中から、AIユーザーが依存しかけていくまでを紹介します。
※本連載は『友だち以上恋人未満の人工知能 言語学者のAI倫理ノート』から一部抜粋して構成された記事です。
AIと、友だちになれるのか。
誰にも言えないことを受け止めてくれる存在。
いつでも応えてくれて、否定もしない――そんなAIに、心が惹かれてしまうのは自然なことかもしれません。
けれど、その関係は本当に「友情」と呼べるのでしょうか。
そして、その心地よさは、私たちをどこへ連れていくのでしょうか。
AIへのリクエストがどんどん日常化していくユーザー……この関係は、この先どこへ向かっていくのでしょうね。
AIと人間のあいだにある見えにくい境界線。
その線をどう引くのかは、私たち一人ひとりに委ねられています。
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