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【最新作をさき読み!】『怪盗レッド THE FIRST』第9話「確率は20%」

 ダメだ……頭が痛くなってきた……。

 紅月先輩を(たよ)ったのは、まちがいだったかもしれない。不安しか感じない。

「それで? 圭一郎のことだ。無策なんてことはないんだろ?」

 話を先に進めよう、とばかりに、紅月先輩がうながしてくる。

 とにかく、今は話を進めるしかない。

「もちろんです。作戦はあります。だけど、それでも勝算が高いとは、とても言えない」

「圭一郎は、勝算をどれぐらいと見積もっているんだ?」

「それは……紅月先輩が手伝ってくれる前提で、20%です」

 僕は、断られることを(かく)()しながら伝える。

 ここで降りると言われても、止められない。

 でも、成功確率について伝えないまま、協力させるわけにはいかない。それは、フェアじゃない。

「なるほどな」

 紅月先輩がうなずく。

 僕は息をのんで、次の紅月先輩の言葉を待つ。

「それだけあれば十分だ」

 紅月先輩が、笑みをうかべる。

「……え? 手伝ってくれるんですか? たった20%ですよ」

 あっさりとうなずく紅月先輩が信じられず、聞き返す。

「最初から、そう言ってるだろ」

「でも……」

「確率が20%なら、その20%を引き当てればいい。それだけのことだ」

 どうして、紅月先輩が、こんなに自信満々でいられるのか、不思議でしょうがない。

 でも、この人が、学校で人気がある理由が、あらためてわかった気がする。

 いつだって前をむいてる。それが人を()きつけるんだと思う。

 なら、僕も腹をくくって、前をむこう。

「なら、本題に入ります」

 僕は、表情を引き締めて、紅月先輩を見る。

「具体的な作戦ですが、まずはこれを見てください」

 僕はそう言って、ノートパソコンの画面を見せながら、作戦の説明を始めた。



ためし読みはここまで。

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